『“働きかけ”発言 西村大臣に批判噴出』へのユーザーの意見まとめ
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13日、あらためて反省の弁を述べた西村経済再生担当相。
西村経済再生担当相
「私の発言で混乱を招き、不安を与えることになってしまいました。趣旨を十分伝えきれず、反省しているところであります」
先週、酒の提供を続ける飲食店に、「金融機関から働きかけるよう要請する」としたことが批判を招き、撤回しましたが、13日も批判がやむ気配はありません。
自民党・佐藤総務会長
「協力をお願いしている飲食店の皆様との信頼を、若干裏切っているのではないかという」
梶山経産相
「私自身強い違和感を覚えたために、今一度趣旨をしっかりと確認するように事務方に指示をしていたところであります」
経済同友会 櫻田代表幹事
「そもそもそういう発想が生まれたということ自体は、疑問を持たざるを得ない」
金融機関を所管するこの人は…
麻生財務・金融担当相
「そんなものは放っておけばいいんだと。言っていることがよくわからんから、意味が」
事務方から報告をうけた際、「放っておけ」と述べたという麻生財務・金融担当相。
麻生財務・金融担当相
「融資してくださいと言ってるのと、融資とめてやろうという話をしているわけだろ。普通に考えればおかしいと思わなきゃおかしいだろうが」
自民党幹部
「(西村大臣は)現場が見えていないし、周りも見えていない。誰かが止めないといけない話でしょう」
その西村経済再生担当相、金融機関を通じた働きかけは撤回した一方、酒類の販売業者に向けた要請はとりさげていません。
内閣官房と国税庁が8日付で酒類の販売業者に対して出した文書。酒の提供禁止に応じない飲食店に、「酒類の取引を停止」するよう求めています。これについても、13日、自民党幹部からは疑問を呈する声があがっています。
世耕参院幹事長
「酒屋さんの立場にたてば、それは飲食店はお客さんですから、なかなか政府の対応にそうことは難しいと思います」
自民党では13日午後、「街の酒屋さんを守る国会議員の会」が緊急総会を開催。
出席した販売業者らに対し…
街の酒屋さんを守る国会議員の会 田中和徳会長
「会長として私自身も多くの責任を感じてマイクを持っている。本当に申し訳ございません」
街の酒屋さんを守る国会議員の会 野田毅最高顧問
「仲卸に対してですね、なんらかの圧力を加えるようなことを言及するというのは言語道断。明らかに憲法違反であると私は思っています」
酒類の販売業者への要請についても批判が噴出しているのです。
一方、野党は…
立憲民主党 山井和則議員
「ここまで大問題になっていて、現場のお酒関係者が悲鳴を上げているのに撤回しないのであれば、これはもうコロナ担当大臣にあらずということでね、私は西村大臣、辞任に値する問題だと思いますよ」
立憲民主党の枝野代表は、西村経済再生担当相だけの問題にとどまらないと指摘。
立憲民主党 枝野代表
「そもそもが政府内で一定の共有をされていた、といった事実も明らかになってきております。西村大臣個人の問題ということにとどまらない、政権全体の体質の問題があると受け止めております」
(2021年7月13日午後6時放送「news every.」より)