はるばる訪ねたくなる 東海のカフェ80店紹介 エッセー本が人気
こんどうさんは地元情報誌「KELLY」の元編集者。2007年に自費出版したエッセー本「カフェうらら」が1万部を超え、注目されたカフェライターだ。名古屋の出版社・リベラル社の伊藤光恵編集長が、2児の子育て中のこんどうさんを10年越しで口説き落として新刊が誕生した。既に重版され、丸善名古屋本店では6月の月間ランキング総合部門で2位に入った。
カラー写真をふんだんに使って「美しい気配」「自然とともに」「記憶に残る味」「優しい心地」という四つの視点でカフェをラインアップ。「冬夏青青」(愛知・西尾)▽「淵ト瀬」(三重・菰野)▽「喫茶カザミドリ」(岐阜・谷汲)――などの店名からは店主のこだわりや店の空気感も伝わってくる。
「はるばるカフェ」は、厚紙の表紙をトムソン加工で切り抜いた四つの窓が目を引く。ヤギや古民家、ティラミスなどが映り、カフェを巡る物語の世界に引き込まれる。A5判120ページ。1650円。問い合わせはリベラル社(052・261・9101)。【山田泰生】