仙台城跡の崩落現場を公開 被害は東日本大震災規模 2022-03-29 16日に宮城、福島両県で最大震度6強を観測した地震で被害が出た国史跡仙台城跡の石垣崩落現場などが30日、報道陣に公開された。仙台市は、昨年2月に最大震度6強を観測した福島県沖地震の被災箇所も合わせ、東日本大震災と同規模の被害とみている。担当者は「仙台のシンボル。貴重な文化財を後世に受け継ぐべく、しっかり修復したい」としている。 本丸北西の石垣は約16メートルにわたって崩壊し、石垣上部の地面には約90メートルの亀裂が入った。本丸の北にある酉門石垣は約12メートル崩れ、ほかに複数箇所で石垣に膨らみが確認されており、表面だけでなく、内部の被害も深刻とみられる。