吉岡徳仁のパブリック・アート、TOKYO MIDOWN YAESUに設置
のよる作品が設置された。
吉岡は1967年生まれ。倉俣史朗や三宅一生のもとでデザインを学び、2000年に吉岡徳仁デザイン事務所を設立。
デザイン、建築、現代美術の領域において活動し、詩的な作品は国際的にも評価されている。オルセー美術館に常設展示されているガラスのベンチ《Water
Block》をはじめ、クリスタルプリズムの建築《虹の教会》、ガラスの茶室《光庵》などを手がけてきた。また「東京2020オリンピック・パラリンピック」では聖火リレートーチのデザインを担当したことは記憶に新しい。
《STAR》と名付けられたこの作品は、10メートルにおよぶ巨大彫刻。ステンレスミラーのロッドが結晶化するように集結しており、輝きを放つ“光の彫刻”だ。この光輝く一つ星には、「世界が一つになるように」との平和への願いが込められている。
8角形に型どられた2000を超えるステンレスミラーのロッドは、太陽の光をランダムに反射し環境と一体化する。日中には太陽光を反射し、夕日のなかでは琥珀色になり、夜には夜景の光をも映し出す。刻々と輝きを変化させる作品だ。TOKYO
MIDOWN YAESUのシンボルとなるだろう。
なお東京駅近辺では、銀座駅B6出口付近に吉岡のパブリック・アート 《光の結晶》も設置されている。こちらもあわせてチェックしたい。