中上健次没後30年で特別講座 故郷・新宮の「熊野大学」
紀さんは「亡くなってから父の著書をむさぼり読んだ。熊野は父に会う場所であり、父が守ろうとしていた場所。問題にぶつかると、父ならこうするのではと考える」と話した。
中上は1976年に「岬」で芥川賞を受賞。多くの作品の舞台となった熊野地方の文化を見直すため「建物も入試もなく、卒業は死ぬ時」をモットーに、90年に熊野大学を設立。92年8月12日に46歳で死去した。
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