歴史を動かした女帝たちの夜の姿を覗いてみたらやっぱりすごかった!
唐の玄宗皇帝が愛に溺れている最中に内乱が起こったことから「傾国の美女」と言われる楊貴妃。彼女は浴室で、玄宗を誘惑したという。
「浴槽の底にエメラルドを敷き詰め、大理石で囲い、金銀宝石で飾り立てた豪華な浴室をわざわざ作りました。浴室で水浴びをする楊貴妃の姿に玄宗はすっかり夢中になったと言います」(桐生氏)
夫をクーデターで追い落とし、ロシア帝国の黄金時代を築き上げた女帝エカチェリーナ2世。その奔放な男性遍歴から「帝冠をつけた娼婦」と呼ばれた。
「彼女のために『愛人選びシステム』まで作られました。側近のポチョムキンが候補を探し出し、御用医師が身体検査し、お試し役の侍女が面接して、最後にエカチェリーナ自身が決定を下す。こうしてパスした候補者がようやく彼女のベッドに招き入れられたのです」(桐生氏)
『週刊現代』2022年3月5日号より