〈エルメス〉から、初めての絵本が誕生!
1837年の創業以来、ものづくりにおける「耐久性」「品質」「継承」という価値観を若い世代と共有することを目指してきた〈エルメス〉が、メゾン史上初となる絵本『エルメスのえほん おさんぽステッチ』を制作した。
同書には、遊び心あふれるカラフルなタッチで、〈エルメス〉の日々のものづくりそのもの、クラフトマンシップにあふれる世界、〈エルメス〉のクリエーションの精神が、ヴィヴィッドに描き出されている。
物語の主人公は、針と糸、革や布など、道具と素材を巧みに使ってさまざまななものをつくり上げる、職人のおじさんだ。小さなお店を切り盛りするおじさんのもとに、ある日、一頭の犬がやってきた。おじさんは、犬のたってのお願いを叶えてあげる。その後、犬に散歩に連れだされたおじさんは行く先々で動物に出会い、そのたびに動物たちの願いのために手を動かし、ぴったりの、そして願いを超える素敵なものをつくり出す。動物たちはみんな大喜び。そして……。
物語の創案と挿画の両方を手がけたのは、東京を拠点に活動する、及川賢治と竹内繭子によるユニット〈100%ORANGE〉。これまで数多くの絵本や児童書を手がけるほか、グラフィックやイラストレーションの分野でも活躍する〈100%ORANGE〉の世界観と、想像の翼を広げ、夢をたずさえ、遊び心を忘れないことを伝える〈エルメス〉のクリエーションが共鳴し完成した『エルメスのえほん おさんぽステッチ』。すべての子どもたちと、かつて子どもだったすべての大人たちに、ものづくりの楽しさを伝える絵本が完成した。
11月24日発売。A4変形判。32ページ。2,640円。