マティスの色彩にインスパイアされた〈ゲラン〉の幸福の香り。
1826年の創業当時より各時代のアートにインスパイアされ、多くのアイコニックなフレグランスを創出してきた〈ゲラン〉が、今回パートナーとして迎えたのが〈メゾン マティス〉だ。アンリ・マティスの曾孫の一人、ジャン=マテュー・マティスが設立し、画家の価値観や哲学を称え、それを現代のデザイナーによる家具や装飾品として展開する〈メゾン マティス〉。作品を模倣することなく、その豊かな色彩や愛情深きエスプリを現代のオブジェに蘇らせる彼らと〈ゲラン〉による新たな香りの誕生だ。
その名も「ジャスミン ボヌール」は、リズミカルで色鮮やかなマティスの切り絵《Les Mille et Une Nuits(千夜一夜)》(1950年)がインスピレーションの源だ。旅を愛したマティスが安住の地として辿り着いた南仏ニースで、陽光、煌めく海、色とりどりの草花に囲まれて制作に励んだ晩年の、喜びに溢れる作品として知られる。
アートから呼び起こされる〈ゲラン〉のフレグランスコレクション《ラール エ ラ マティエール(“芸術と素材” )》に新しく加わったこの「ジャスミン ボヌール」は、まさに「幸せの香り」。〈メゾン マティス〉と〈ゲラン〉の2つのメゾンによる世紀を超えたコラボレーションの賜物だ。
「『幸せ』を描いた巨匠マティスのように、私はこの真っ白な花を、喜びの色で染め上げ、エレガントなジャスミンを創作しました」と、〈ゲラン〉調香師のデルフィーヌ・ジェルク。
世界の3つの産地から調達した2種のジャスミンの香りを金木犀とローズが優しく包み、アプリコットのフルーティなまろやかさと、パウダリーなアイリスノートがさらなる色彩を与える。同作品からインスパイアされたハートやジャスミンの花、葉などのモチーフやカラーも、華やかな香りの世界を視覚によって引き立てている。