館内巡りバーチャルで 唐古・鍵考古学ミュージアム、収蔵品3D化
3Dデータ化したのは、収蔵品566点のうち、形に特徴のある約90点と、宮古平塚古墳(同町宮古)で出土した太鼓形埴輪(はにわ)など10点。3D画像は回転させたり、拡大したりすることが可能で、小さな勾玉(まがたま)の傷も確認できる。音声解説も収録されている。
また、宮古平塚古墳の発掘現場はCGで再現され、ゲームのように探索できる。6世紀前半の築造当時、堀のように周囲に水を張った古墳の壇上に埴輪が並ぶ様子なども描かれている。
職員も古墳時代の衣装などで登場しており、町教委文化財保存課の柴田将幹・保存活用係長は「学校などで積極的に活用してほしい」と話している。
バーチャルミュージアムのURL(https://karako-kagi-virtual-museum.jp/)。【稲生陽】