日体大で戦没者慰霊式 「先輩に学び、平和に貢献」
日体大(当時は日本体育専門学校)からは多くの学生や卒業生が学徒出陣などで出征し、約400人が命を落とした。その中には、1936年のベルリン五輪に体操で出場した有本彦六氏など、活躍したスポーツ選手も含まれる。
同大は、その無念さを忘れないように昭和33年に慰霊碑を建立。例年8月ごろに慰霊式を行ってきた。この日は、松浪健四郎理事長や石井隆憲学長ら約20人が出席。黙禱(もくとう)や献花で哀悼の意を示した。
松浪理事長は「平和の尊さを先輩たちに教えられた。彼らの犠牲の上に今日の社会があり、私たちの学校がある。先輩たちの御霊に学び、平和に貢献していきたい」と述べた。