小5と中3、学力の伸び小さく 4年度、埼玉県調査
調査は5月に国語、算数・数学、英語(中学2、3年のみ)のテストを実施。問題に難易度を設定して学力のレベルを測り、学力の伸びなどを把握して、教育施策や指導の改善を図る。
調査結果によると、学力が伸びた児童・生徒の割合は国語は「小4から小5」で55・0%で6年間の平均(66・4%)を下回った。「中2から中3」は、6年間の平均65・6%に対して62・1%だった。
算数・数学でも「小4から小5」は70・0%(6年間の平均は74・8%)で、「中2から中3」は64・2%(同68・5%)だった。
県教委の担当者は「『小4から小5』『中2から中3』のいずれも、中間の層が伸び悩んだ」と説明。要因についてはこれから分析したいとしている。