ウサギの障壁画、特別公開へ 宮内庁、桂離宮の杉戸など
展示されるのは、狩野派の絵師が描いたと伝わる桂離宮(同市)の杉戸絵「萩に兎」(16~17世紀)と、動物の絵を得意とした幕末の絵師岸連山による京都御所のふすま絵「群獣に草木」(1858年)。
「萩に兎」は、ススキや萩の根元で過ごす愛らしいウサギたちを表現。二条城(同市)の障壁画を手がけた狩野甚之丞の作との説もあるという。
「群獣に草木」は金泥を用いたかすみの中にヤギや馬、サル、犬、鹿、ウサギ、ネコなどが仲良く群れる様子を描いている。参観は無料。