• Outils en Ligne
  • - Calculatrices
    • Compteur de Caractères
  • - Téléchargement
    • Téléchargement TikTok
    • Téléchargement Douyin
  • - Outils Web
    • BASE64
    • Base64 vers image
    • Image vers Base64
    • Encodage URL
    • JavaScript
    • Timestamp
    • Convertisseur Unicode
    • Formatage JSON
    • Modifier l’Extension
    • Créer une Liste
    • Optimiseur CSS
  • - Outils de Chiffrement
    • Chiffrement MD5
    • Générateur Aléatoire
  • - Outils d’Image
    • Compression d’Images
    • Générateur de QR Code
    • Lecteur de QR Code
    • Prévisualisation de Fond
    • EXIF d’image
  • - Fiches d'information
    • Hérédité du Groupe Sanguin
    • Tailles Vêtements
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
『日本春歌考』監督:大島渚 評者:吉田伊知郎【気まぐれ映画館】
2023-02-23
『日本春歌考』監督:大島渚 評者:吉田伊知郎【気まぐれ映画館】

 建国記念の日は1966年に制定され、翌年から実施された。1967年2月公開の大島渚監督『日本春歌考』には、同年2月11日前後の空気が、濃密に映し出されている。最近は春歌と書くと、季節に絡めた「春うた」と取られて誤解が生じることもあるというが、ここでは猥歌を指す。添田知道(そえだともみち)の同名書(光文社カッパ・ブックス)から題名のみ借用した大島は、春歌をちりばめた映画を企画し、松竹との提携が決まる。しかし、内容は白紙で、公開日まで2ヵ月弱しかなかったため、全国公開の松竹映画にあるまじきアナーキーな作り方を実践することになる。

 それが、シナリオなしで撮影に突入するという手法だった。実際には大まかな流れを記したイメージ台本が作られ、各場面の撮影時には、直前に用意された台詞が出演者に配布されたようだが、それでも、どこにたどり着くかわからない、即興性に満ちた怪作が誕生しようとしていた。

 実際、完成した映画を観ても、真面目にストーリーを追いかけると混乱は必至。ガス中毒の恩師(伊丹一三)を見殺しにした男子高校生は仲間と性的妄想に耽り、さらに在日朝鮮人問題、騎馬民族征服王朝説まで持ち出されて、唐突に終わりを迎える。それでいて中毒的魅力を持つ(筆者は年に一度は観てしまう)のは、彼らが東京を歩き続けることで映し出される1967年2月の風景に理由がある。

 冒頭、学習院大学の奇抜なピラミッド校舎が雪の中に映し出され、受験を終えた荒木一郎ら4人組の男子高校生が出てくる。そこから彼らは御茶ノ水の橋を渡り、黒い日の丸を掲げて山の上ホテル前の道を下ってくる紀元節復活反対のデモと遭遇する。この雪が降りしきる東京の風景と、黒い日の丸が絶大な異化効果を見せる。終盤の荒木と小山明子が首都高速道路の未開通部分を延々と歩く場面からも明らかだが、非日常的な東京の風景こそが本作の主役である。歩くことで風景が躍動し、リズムが生まれる。そして立ち止まると、春歌をはじめとする数々の歌が流れてくる。風景と歌のみで映画が成り立つことを立証してみせるのだ。

 ところで、昨年は本作を想起させる日本映画が2本あった。瀬戸内寂聴と、妻子のある井上光晴との関係をモデルとした『あちらにいる鬼』は、荒木一郎の歌で始まり、『日本春歌考』を観に行くシーンもある。その後に二人が歩く場面では、前述の首都高を歩くカットをアングルも忠実に再現しつつ、春歌が口ずさまれる。映画によって時代の空気を再現するのだ。

 もう一本、新海誠監督のアニメーション『すずめの戸締まり』は、御茶ノ水が重要な舞台となり、劇中に歌が次々と登場する(当然、春歌ではない)。大島が騎馬民族説を通して天皇に触れたように、劇中で皇居の地下に要石を置いた新海は、地震を鎮める「閉じ師」が「裏天皇のような役割」であると語る。大手映画会社で天皇を劇映画のなかへ密かに導入した映画たちを、建国記念の日に連動させて観るのも一興ではないだろうか。


(『中央公論』2023年3月号より)


【評者】
◆吉田伊知郎
映画評論家・ライター

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/df72e7ef7dbd95ca86ccf53e20c7300838db260d

Autres Outils
  • Compteur de Caractères Téléchargement TikTok Téléchargement Douyin BASE64 Base64 vers image Image vers Base64 Encodage URL JavaScript Timestamp Convertisseur Unicode Formatage JSON Modifier l’Extension Créer une Liste Optimiseur CSS Chiffrement MD5 Générateur Aléatoire Compression d’Images Générateur de QR Code Lecteur de QR Code Prévisualisation de Fond EXIF d’image Hérédité du Groupe Sanguin Tailles Vêtements
  • 英国を代表する作曲家ブリテンが世界平和を願って作った『戦争レクイエム』【クラシック今日は何の日?】
    2024-05-29

    「現実をみんなに伝えたい」能登高校書道部が新作の書道パフォーマンスを披露…部員それぞれが抱える大地震の被害
    2024-05-30

    ドローンサッカーで世界2位 大阪・星翔高校チーム 「世界でも通用することがわかった」
    2024-05-30

    古本屋を巡り、顧みられなくなった作品、作家を生き返らせた九大大学院教授没後20年 教え子や研究仲間を支える「清新な光景」
    2024-05-30

    将棋叡王戦、藤井が勝ち最終局へ
    2024-05-30

    入試問題は白黒です 「わかりやすさ」「カラフル」は逆効果、自分で図を書くべし 桜井信一の攻める中学受験
    2024-05-31

    【光る君へ】平安時代、強烈なエピソードで知られた2人の受領とは
    2024-06-01

    あらゆる知識に精通した「天才」が教えてくれた、頭を良くするための新書の読み方と「究極のインプット・アウトプット」の方法
    2024-06-02

    芸術レベルのグッズも登場! パリ・東京・大阪の名コレクションが集まる「TRIO展」
    2024-06-01

    映像化は「作家の意向第一」と小学館が指針
    2024-06-02

    第34回福岡アジア文化賞受賞者が決定。大賞は真鍋大度
    2024-06-04

    建築家・白井晟一設計の個人住宅「桂花の舎」が江之浦測候所に移築へ
    2024-06-04

    「三島喜美代―未来への記憶」(練馬区美術館)開幕レポート。最大規模のインスタレーションも
    2024-06-05

    PARCELで「Not Quite」開催。「~でなくもない」作家が集結
    2024-06-04

    「避難いただけるほうが一安心」珠洲で激しい揺れに耐えた仏像、奈良博で縁つなぐ
    2024-06-04

    ユージーン・スタジオが東南アジアに美術館を建設予定。新法人YES__pte.ltdを設立し、インドネシア・ジャカルタに美術館準備室を開設
    2024-06-04

    3日間限定発売! 名作パントンチェアが新たな魅力を纏った限定カラーで登場。
    2024-06-05

    青森で来年夏に音楽祭 沖澤のどかさんが総監督
    2024-06-06

    写真家の吉田ルイ子さん死去
    2024-06-06

    写真家の吉田ルイ子さん死去 「ハーレムの熱い日々」
    2024-06-06

    ©  Dopu Box
    💛