• オンラインツール
  • - 計算機
    • 文字数カウント
  • - ダウンロード
    • TikTok ダウンロード
    • Douyin ダウンロード
  • - Webツール
    • BASE64
    • Base64→画像
    • 画像→Base64
    • URLエンコード
    • JavaScript
    • タイムスタンプ
    • ユニコード変換
    • JSON整形
    • 拡張子変更
    • リスト作成
    • CSS最適化
  • - 暗号化ツール
    • MD5暗号化
    • ランダムジェネレーター
  • - 画像ツール
    • 画像圧縮
    • QRコードジェネレーター
    • QRコードリーダー
    • 壁紙プレビュー
    • 画像 EXIF
  • - 情報シート
    • 血液型遺伝
    • 服のサイズ
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
【新刊紹介】いまの世に問う碩学の思想:上野誠著『折口信夫「まれびと」の発見 おもてなしの日本文化はどこから来たのか?』
2022-06-21
【新刊紹介】いまの世に問う碩学の思想:上野誠著『折口信夫「まれびと」の発見 おもてなしの日本文化はどこから来たのか?』

滝野 雄作
本書は全集に収められた折口信夫の膨大な著作のなかから、著者が一般の読者に向けて、日本文化の由来について知ってもらうために、これはと思う記述を引用して読み解いたものである。「まれびと」とは何か。著者の語り口は平明で、スッと頭に入ってくる。碩学の思想を学びたい人に是非お薦めしたい一冊だ。
日本の文学や文化に関心のある多くの人びとは、折口信夫の著作を読まねばならないと思っている。それは強迫観念に近い。

と、著者は書く。かつて知識人の間では、折口を避けては通れない時代があった。しかし、膨大な古典の知識をもとにした、その著作の数々は手ごわいものであり、彼を師と仰ぐ、万葉研究では第一人者である本書の著者・上野誠国学院大学特別専任教授ですら、「じつは、私自身もそのすべてがわかっているのか、と言われると、わからないところもたくさんある」と。

なぜいま折口なのか。「これは折口先生へのレポートです」と著者は語るが、

日本文化を高い視座から大きく見渡す(略)折口信夫は、高いところから、日本文化と日本文化の継承者たる人びとの生活を見ていて、「みちしるべ」を立てる人だと思う。

と、本書で書いている。折口信夫(1887~1953年)は、国文学者にして民俗学者であり、「釈迢空」の名で歌人としてもすぐれた作品を数々残した。本書の内容は、そんな折口の全集のなかから、日本の文化の由来について、なかでも日本人にとっての「神」「魂」「芸能」などについての記述を上野流に解説したものである。そこには今日につながる事例が数多く紹介されている。本書を読めば、折口信夫の学問の全体像が、われわれでもおぼろげながらつかむことができるであろう。

表題にある「まれびと」とは何か。「稀に来る人」はどこからやってくるか。

「異郷からやって来る。異郷は憧れの対象であると同時に、恐れの対象でもありました。異郷から「まれびと」がやって来るという前提がなければ、折口信夫の学問はわかるものではありません。」

「時に稀なる神。つまり客としての性格をもってやって来る神。村々、家々にやって来る神をもてなすということが、古代社会においてはきわめて重要であった。」

「客を迎えることが日本文化や日本の文学を考える上で、きわめて重要だと折口信夫は考えていました。」

この、客を迎え、「もてなす」ために、祭りや神楽、舞踊、歌(万葉集、俳句、短歌)が生まれ、そこから華道、茶道、文学へと引き継がれていったと説いている。

折口の場合、どの著作にも、なぜ学問をするのかという問いが必ずあります。

と著者は書いている。明治維新以降、日本の生活様式は変わってしまった。

「だから、折口は、むしろ古典を勉強することによって、古いかたちの日本人の思考法を知ろうとした(略)昔のことを学ぶのではないのです。自分の心の中にあるものを明らかにするために、古典の研究をするのだというのです。」

敗戦後まもなく発表された折口の論考をひも解いて、著者は記す。いまの世にも必要であるだろう。

「折口は、日本の古典が持っている日本人の心の優雅さ、余裕、みやびやかさ、そういうものが、戦争に負けた今こそ、大切だと考えたのでした(略)自分たちが自分たちであることを実感できる時とは、自分たちが先祖から伝えられた古典文化を継承していると自覚した瞬間なのです。だからこそ、古典が大切なんだぞと、折口信夫は私たちに、語りかけているのです。」
滝野 雄作
書評家。大阪府出身。慶應義塾大学法学部卒業後、大手出版社に籍を置き、雑誌編集に30年携わる。雑誌連載小説で、松本清張、渡辺淳一、伊集院静、藤田宜永、佐々木譲、楡周平、林真理子などを担当。編集記事で、主に政治外交事件関連の特集記事を長く執筆していた。取材活動を通じて各方面に人脈があり、情報収集のよりよい方策を模索するうち、情報スパイ小説、ノンフィクションに関心が深くなった。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/e3ef2a7b15962fd0f3b0a6db360d15d9e626c858

その他のツール
  • 文字数カウント TikTok ダウンロード Douyin ダウンロード BASE64 Base64→画像 画像→Base64 URLエンコード JavaScript タイムスタンプ ユニコード変換 JSON整形 拡張子変更 リスト作成 CSS最適化 MD5暗号化 ランダムジェネレーター 画像圧縮 QRコードジェネレーター QRコードリーダー 壁紙プレビュー 画像 EXIF 血液型遺伝 服のサイズ
  • 藤井聡太八冠、瀬戸際の戦い 将棋叡王戦、31日に第4局
    2024-05-29

    「現実をみんなに伝えたい」能登高校書道部が新作の書道パフォーマンスを披露…部員それぞれが抱える大地震の被害
    2024-05-30

    「韓国版純烈」K4の「アダルトKポップ」 日本デビュー曲USEN1位も獲得 コアな追っかけも
    2024-05-30

    “ひばり”の愛称にふさわしい美しいメロディ。ハイドンの『弦楽四重奏曲第67番』【クラシック今日は何の日?】
    2024-05-30

    黒柳徹子さん、北京で特別授業 「日本語勉強続けて」
    2024-05-31

    韓国HYBE傘下の代表続投 和解望む意向
    2024-05-31

    〈テロ事件と「美の復讐」〉15世紀末・イタリア「メディチ家兄弟暗殺計画」とルネサンスの画家たち
    2024-06-01

    小学館「作家の意向第一に協議」 映像化指針、ドラマ原作者死去で
    2024-06-03

    中国でドラえもん映画が興行首位 国際こどもの日に12億円
    2024-06-03

    河合隼雄物語賞に八木詠美さん 学芸賞は湯沢規子さん
    2024-06-03

    稀代のピアニスト、マルタ・アルゲリッチの伝説の始まりはこの1曲から【クラシック今日は何の日?】
    2024-06-04

    「CLAMP展」が国立新美術館で7月より開催。展示数は史上最多の約800点
    2024-06-04

    アートフェア東京、次回は2025年3月に開催決定
    2024-06-04

    国際博物館の日、今年のテーマは「学びと研究のための博物館」
    2024-06-04

    お台場エリアを舞台に新芸術祭「東京お台場トリエンナーレ 2025」が誕生
    2024-06-05

    ユージーン・スタジオが東南アジアに美術館を建設予定。新法人YES__pte.ltdを設立し、インドネシア・ジャカルタに美術館準備室を開設
    2024-06-04

    ビル・エヴァンスの名言「才能なんて取るに足りない」【本と名言365】
    2024-06-05

    安藤忠雄さん設計の美術館名称決まる…香川・直島に2025年オープン
    2024-06-05

    なぜ、いま「先住民の現代アート」なのか? 『美術手帖』2024年7月号は、「先住民の現代アート」特集
    2024-06-06

    向田邦子の名言「…これが私の料理のお稽古なのです。」【本と名言365】
    2024-06-07

    ©  Dopu Box
    💛