• オンラインツール
  • - 計算機
    • 文字数カウント
  • - ダウンロード
    • TikTok ダウンロード
    • Douyin ダウンロード
  • - Webツール
    • BASE64
    • Base64→画像
    • 画像→Base64
    • URLエンコード
    • JavaScript
    • タイムスタンプ
    • ユニコード変換
    • JSON整形
    • 拡張子変更
    • リスト作成
    • CSS最適化
  • - 暗号化ツール
    • MD5暗号化
    • ランダムジェネレーター
  • - 画像ツール
    • 画像圧縮
    • QRコードジェネレーター
    • QRコードリーダー
    • 壁紙プレビュー
  • - 情報シート
    • 血液型遺伝
    • 服のサイズ
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
【書評】退位前の天皇ご夫妻が主役の“表現の限界”に挑んだ問題小説:森達也著『千代田区一番一号のラビリンス』
2022-06-06
【書評】退位前の天皇ご夫妻が主役の“表現の限界”に挑んだ問題小説:森達也著『千代田区一番一号のラビリンス』

斉藤 勝久
上皇ご夫妻が退位前、つまり天皇皇后両陛下だった時に、皇居の地下を冒険するという奇想天外なファンタジー小説である。しかも、作中の両陛下の名前は「明仁」「美智子」と敬称はない。この本の帯には「戦後日本の表現における臨界に挑む問題小説」とある。ドキュメンタリー映画監督として知られる著者の作品だが、出版社に断られ続け、発刊には3年近くかかったという。
この本の題名は、正確ではないが皇居の所在地で、ラビリンスは迷宮、迷路を意味するから、「皇居の迷宮」といった内容になる。

読者は初めから驚かされる。テレビCMを見ている夫婦の何気ない会話で始まるが、二人の名前から、なんと天皇ご夫妻の会話だった。本当にご夫妻はこんなに庶民的な会話を交わされているのだろうか。

次の場面では、皇居近くの日比谷通りの交差点で、天皇が護衛も付けずに一人で歩いている。そして、皇居の坂下門から、警備する皇宮警察官に挨拶して、中に入っていく。決して現実にはあり得ないシーンが続く。

一方、本書の主人公で、著者本人と思われる「森克也」が憲法1条、日本の象徴である天皇に関するテレビのドキュメンタリー番組を計画していた。この企画の難関は、天皇と会って映像を撮ることにあった。

細かい経過は省略するが、克也の願いがかない、皇居で天皇ご夫妻と対面し、撮影の許可をお願いする。2日後に皇后からメールが届く。週末に、「撮影同行者は女性一人だけ」というご夫妻の指定通りに、克也は親しい桜子と共に皇居に行く。

そして、「穴に潜るから一緒に来てください」という天皇ご夫妻との4人による皇居地下の探索が始まる。1945年8月の終戦を決定した御前会議が開かれた「御文庫付属庫」も出てくる。3時間余の幻想的なピクニックを終えて、無事生還。だが後日、桜子が突然、姿を消す。そして、とんでもない事件が起きてしまう――。
作中に「カタシロ」という不思議な生物と思われるものが、何度も現れる。しかし、見える人にしか見えず、多くの人は気付かない。天皇ご夫妻と、克也にはよく見える。克也がご夫妻と会えるきっかけになったのも、このカタシロが関係しているようだ。

でも、読者にはカタシロの正体がわからない。「象徴天皇制」のような、あいまいな存在なのかもしれない。

本作は、あくまでも著者の「妄想」に基づく小説である。しかし、登場人物が天皇、皇后両陛下(当時)であることに、本書の特徴がある。内容は荒唐無稽な点が少なくないが、天皇制、天皇の問題についてもたっぷり触れている。

著者は本作執筆の経緯について、「天皇の退位が現実味を帯びてくる中で、何か書けるのではないかと考えた。僕の妄想を文字にする。それはいけないことなのか。何度考えても、いけない理由がわからない」「天皇制について議論が不自由な状況の中で、研究書や論文などとは違った形で出したいと思って小説にまとめた」と語っている。

ストーリーの展開は、テレビ局で憲法1条をテーマとしたドキュメンタリー番組の企画が通り、その後、企画がボツにされた著者の実体験をもとにしている。著者は天皇退位の前に出版したいと考え、文芸誌を持っている出版社はほぼ全社回ったが、断られ続けたと明かした。また、出版後も天皇と皇后が登場する異色の作品でありながら、さほど話題にもならず、書評などにもあまり取り上げられていない。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/96bcda2f87819f1f136927e57b9c71e8b60ea1f5

その他のツール
  • 文字数カウント TikTok ダウンロード Douyin ダウンロード BASE64 Base64→画像 画像→Base64 URLエンコード JavaScript タイムスタンプ ユニコード変換 JSON整形 拡張子変更 リスト作成 CSS最適化 MD5暗号化 ランダムジェネレーター 画像圧縮 QRコードジェネレーター QRコードリーダー 壁紙プレビュー 血液型遺伝 服のサイズ
  • 藤子・F・不二雄の名言「ありそうもない話をありそうに描きたい」【本と名言365】
    2024-05-29

    「ねこクラゲ」被告、脱税認める 原稿優先で申告せず、福岡地裁
    2024-05-31

    鳥取・大山でたいまつ行列 夏山開き前夜祭
    2024-06-01

    森鷗外の教師像に迫る 研究の「盲点」、記念館で特別展 学生の評判も紹介
    2024-06-01

    富士山麓のダイナミックな食材を味わう“奥・山梨”のガストロノミー〈Restaurant SAI 燊〉。
    2024-06-01

    映像化は「作家の意向第一」と小学館が指針
    2024-06-02

    写真家たちは強大な権力の抑圧にどう抗ったのか。バルト三国の写真家に焦点を当てる展覧会をレポート
    2024-06-04

    特別展 「工芸的美しさの行方―うつわ・包み・装飾」が東京と京都で開催。日本の美術工芸を世界へ 
    2024-06-04

    GROUP「島をつくる | Planning Another Island」(マイナビアートスクエア)開幕レポート。高層ビルのなかで建築をコンポストする
    2024-06-05

    今週末に見たい展覧会ベスト12。山武市百年後芸術祭、版画の青春、北斎に三島喜美代まで
    2024-06-04

    口腔ケアで高齢者を守ろう 「おとなの歯磨き」訪問歯科医が出版
    2024-06-04

    性被害者支援の法人設立 スマイル社
    2024-06-04

    田名網敬一が新作の巨大インスタレーションを発表へ。世界初の大規模回顧展「田名網敬一 記憶の冒険」
    2024-06-06

    そごう・西武が百貨店として初めてNFTマーケット開設、NFT作品約100点を発売
    2024-06-06

    「Osaka Art & Design 2024」(大阪市内)開幕レポート。何気ない日常のなかで多様なカルチャーに触れる
    2024-06-06

    藤井八冠、5連覇へ白星発進 将棋棋聖戦、山崎八段破る
    2024-06-06

    写真家の吉田ルイ子さん死去
    2024-06-06

    藤井、棋聖戦5連覇へ白星発進
    2024-06-06

    佐渡金山、世界遺産登録に向け「追加情報の提出」求められる
    2024-06-06

    向田邦子の名言「…これが私の料理のお稽古なのです。」【本と名言365】
    2024-06-07

    ©  Dopu Box
    💛