• オンラインツール
  • - 計算機
    • 文字数カウント
  • - ダウンロード
    • TikTok ダウンロード
    • Douyin ダウンロード
  • - Webツール
    • BASE64
    • Base64→画像
    • 画像→Base64
    • URLエンコード
    • JavaScript
    • タイムスタンプ
    • ユニコード変換
    • JSON整形
    • 拡張子変更
    • リスト作成
    • CSS最適化
  • - 暗号化ツール
    • MD5暗号化
    • ランダムジェネレーター
  • - 画像ツール
    • 画像圧縮
    • QRコードジェネレーター
    • QRコードリーダー
    • 壁紙プレビュー
    • 画像 EXIF
  • - 情報シート
    • 血液型遺伝
    • 服のサイズ
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
小林元喜 抗い難い魅力をもつ野口健の実像【著者に聞く】
2022-08-25
小林元喜 抗い難い魅力をもつ野口健の実像【著者に聞く】

──本書はアルピニスト、環境活動家である野口健さんの人物評です。ご執筆にあたって意識したことは。


 最初の原稿はヨイショ本とか、非の打ち所がない人物のサクセスストーリー風になりそうでした。しかし、それだと評伝として成立しないと思い、いかに批評性をもたせるかを意識しました。構成上、自分の話をどこまで出すかも迷ったのですが、彼と僕の二人の人生の絡み合いや関係性を書くことによってしか表現できないことに気づき、ならばすべてを曝(さら)け出さなければ伝わらないと思いました。本の前半は、野口さんの半生を客観的に振り返るような構成になっていますが、そこは様々な人に取材して、オーソドックスなノンフィクションの手法を取っています。


──野口さんは1999年、25歳で七大陸最高峰登頂の世界最年少記録(当時)を樹立します。帰国後の記者会見で、次はエベレスト清掃登山をするとの意外な発表をしました。


 そうですね。野口さんは学生時代、報道カメラマンになりたかったこともあり、就職活動で毎日放送を受けたりしていました。この時点では会社員として食べていくという選択肢があったわけです。けれども、結局毎日放送は落ちてしまい、その時に、エベレスト登頂が叶った暁には勤め人ではなく個人として生きていくと決めた、と話されていたのが印象的でした。

 21世紀は「環境の世紀」だというフレーズが出てくる前に、その匂いを敏感に嗅ぎ取り、自分の能力がどこでなら発揮でき、社会に貢献できるのかをわかっていた。嗅覚と実行力は、20代前半からすごかったのだと感じます。

 エベレストのごみの問題は昔からあって、それを彼みたいにしっかり打ち出して、組織立ててプロジェクトにできる人はいなかった。また、他のアルピニストがするような未踏ルートや無酸素、冬季単独といった挑戦は、自分にはできないということを彼は極めて冷静に分析していて、臆病なくらい慎重な人でもあります。その証拠に野口隊のメンバーは、シェルパやカメラマンを含め、遠征中に誰も死んでいない。

 そのあたりの慎重さ、引き返せるところが、本書にも登場する栗城史多(くりきのぶかず)さんとは異なると思います。もちろん似ている部分も多くて、他者を巻き込み、スポンサーを見付けるのが得意。ルックスもいいですし、話が上手なので、登山という世界に一般の人の興味を向かせることに関しては、この二人に敵う人はいないのではないでしょうか。


──野口さんのマネージャーを計10年務めていらっしゃいました。振り返ってみて、どんな関係でしたか。


 一種の共依存だと思いますが、放っておけなくなるというか、出会ってから彼について考えない日はないぐらいです(笑)。僕ほどではないものの、彼も僕を頼りにしていて、それがうまく噛み合っている時にはお互い150%のパフォーマンスを発揮するんです。

 ただ、無敵になるか、滅びるかみたいな感じで、互いの関係性に中間がないんですよね。気性の激しさや敏感さも似ています。さっきあの人がこういう発言をしたのはこういう心境からだろうといった、感情の機微の捉え方は寸分違わず一緒でしたね。

 本にも書きましたが、ある時から野口さんは非常に情緒不安定になってきた。安吾賞や植村直己冒険賞を受賞し、エベレストをチベット側からも登った2007年頃からでしょうか。その時期は収入も最高で、スポンサーや事務所スタッフも一番多かったんですよね。

 彼は調子がいい時こそ不安そうでした。当時の口癖が「こんな状態がずっと続くわけがない」「絶対落とし穴があるぞ」で、自分に言い聞かせるようでした。恐らく有名になっていく孤独や不安があったのだろうと思います。

 現在の関係は、一緒に食事をすることもあるぐらいで悪くないです。ただ、野口さんには抗い難い魅力があって、話しているうちにまた事務所に戻りそうな自分がどこかにいて、それだけはマズいなと(笑)。だからこそ、本のタイトルは『さよなら、野口健』にする必要があったとも言えます。


(『中央公論』2022年9月号より)


◆小林元喜〔こばやしもとき〕
1978年山梨県生まれ。ライター。法政大学卒業、早稲田大学大学院公共経営研究科修了。作家・村上龍のアシスタントを経て、東京都知事(当時)の石原慎太郎公式サイトの制作・運営を行う。野口健のマネージャーを計10年務めるが、その間、野口健事務所への入社と退職を3度繰り返す中で、様々な職を転々とする。現在はベンチャー企業に勤務。本書が初の著書。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/42ea29b16ea308d19c024239154ed20c87e0a1be

その他のツール
  • 文字数カウント TikTok ダウンロード Douyin ダウンロード BASE64 Base64→画像 画像→Base64 URLエンコード JavaScript タイムスタンプ ユニコード変換 JSON整形 拡張子変更 リスト作成 CSS最適化 MD5暗号化 ランダムジェネレーター 画像圧縮 QRコードジェネレーター QRコードリーダー 壁紙プレビュー 画像 EXIF 血液型遺伝 服のサイズ
  • 英国を代表する作曲家ブリテンが世界平和を願って作った『戦争レクイエム』【クラシック今日は何の日?】
    2024-05-29

    民藝・イズ・ビューティフル。 日本文化と黒人文化が融合する「アフロ民藝」とは?
    2024-05-30

    原作者の意向は取り入れられたと日テレ
    2024-05-30

    森鷗外の教師像に迫る 研究の「盲点」、記念館で特別展 学生の評判も紹介
    2024-06-01

    ビルケンシュトック、創業から250年の歴史を振り返る2冊を出版
    2024-06-01

    日本の「木」の文化を家具を通して世界へ【ミラノデザインウィーク】
    2024-06-01

    死後に再評価が進んだ作曲家の筆頭、ビゼー。その裏には友人の存在が【クラシック今日は何の日?】
    2024-06-02

    映像化は「作家の意向第一」と小学館が指針
    2024-06-02

    “20世紀音楽”の発展に貢献した指揮者、クーセヴィツキー。その偉業とは【クラシック今日は何の日?】
    2024-06-03

    映画「ゴジラ‐1.0」の震電は「コックピットだけ復元」のはずだった…山崎貴監督がエピソード披露
    2024-06-04

    レイモンド・ローウィの名言「優れたインダストリアルデザインは、…」【本と名言365】
    2024-06-04

    千年後の未来へ 太宰府天満宮のふすま絵完成 日本画家神戸智行さん移住し10年かけ完成
    2024-06-04

    美術評論家連盟が「ガザ戦争に対する意⾒表明」を公開
    2024-06-04

    akakilikeの新作ダンス公演『希望の家』が松本・東京の2都市で上演へ
    2024-06-04

    太宰府天満宮で「Fukuoka Art Book Fair」が開催へ
    2024-06-04

    開館10周年を記念。「広重 ─摺の極─」があべのハルカス美術館で開催へ
    2024-06-05

    夜の美術館を楽しめる「サマーナイトミュージアム2024」が開催。東京都現代美術館、東京都庭園美術館などで入場料割引も
    2024-06-04

    「再会長江」北京で特別上映 竹内監督のトークイベントも
    2024-06-04

    そごう・西武が百貨店として初めてNFTマーケット開設、NFT作品約100点を発売
    2024-06-06

    青森で来年夏に音楽祭 沖澤のどかさんが総監督
    2024-06-06

    ©  Dopu Box
    💛