• オンラインツール
  • - 計算機
    • 文字数カウント
  • - ダウンロード
    • TikTok ダウンロード
    • Douyin ダウンロード
  • - Webツール
    • BASE64
    • Base64→画像
    • 画像→Base64
    • URLエンコード
    • JavaScript
    • タイムスタンプ
    • ユニコード変換
    • JSON整形
    • 拡張子変更
    • リスト作成
    • CSS最適化
  • - 暗号化ツール
    • MD5暗号化
    • ランダムジェネレーター
  • - 画像ツール
    • 画像圧縮
    • QRコードジェネレーター
    • QRコードリーダー
    • 壁紙プレビュー
    • 画像 EXIF
  • - 情報シート
    • 血液型遺伝
    • 服のサイズ
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
花粉から宇宙まで「命」を探究するアート ヴォルフガング・ライプ氏 森美術館の企画展に参加
2022-10-15
花粉から宇宙まで「命」を探究するアート ヴォルフガング・ライプ氏 森美術館の企画展に参加

床に敷きつめられたヘーゼルナッツの花粉。柔らかく、ほんのり温かみを感じる黄色が目に心地良い。「生命とは何か」を問い続けてきたドイツのアーティスト、ヴォルフガング・ライプ氏(72)の作品は、アフターコロナの世界にあって、より一層心に響くとして注目されている。森美術館(東京・六本木)で開催中の企画展「地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング」を機に、来日したライプ氏に聞いた。

新型コロナウイルス感染症の蔓延(まんえん)という、想像もつかない危機が世界を覆った2020年春。ドイツ南部の小さな村に暮らすライプ氏は例年と同じように、ヘーゼルナッツやタンポポなど花粉の採取に精を出していた。1977年に初めて花粉の作品を発表して以来、一貫して続けている制作の一環だ。

「花粉を集める畑や草原、森は以前と全く変わらぬ姿だった。私にとってそこは一種の静養地であり、毎日少しずつ花粉を採取する、その営み自体はいつもと同じ。けれども世界で起きていることを意識しないわけはなく、緊張感のようなものを抱えていました」

報道が連日伝えるのは、大勢の人の死や苦しみ。「野山を見渡せば、そこは地上の楽園です。一方で、私たちの命はなんて、はかないんだろうと」

思えば、花粉も息を吹きかければ飛散してしまうほど、もろくてはかない。でも濃密な生のエネルギーを秘めている。

ヘーゼルナッツの花が咲くのは早春の数週間のみ。その花粉は毎年、小さなガラス瓶半分から1本程度しか集まらないというから、大変貴重なものだ。今回のインスタレーションには2015~18年の4年間で集めた花粉が使われている。

浅く削った大理石板の表面を、毎朝牛乳で満たす「ミルクストーン」、蜜蠟を体全体で感じられる作品「べつのどこかで-確かさの部屋」も展示。花粉、牛乳、蜜蠟などライプ氏が使う素材はいずれも、生命の源を連想させる。しかも手を加え過ぎることなく、ほぼそのまま提示する。見る者はおのずと五感を使い、より根源的、本質的な問いへと沈思せざるを得ない。

「説明を求めても、本来アートは説明し切れないもの、言葉で表し切れないもの。私の作品にも象徴的な要素はありますが、解明できないでしょう。でも日本の方々は深いところで感じてくださるので、アーティストとしてはこの上のない喜びです」

■ ■

大学で医学を専攻するも、生と死を合理的に扱う近代西洋医学に限界を感じ、24歳で芸術家に転じた。若い頃にインドに長期滞在し、今も同国にスタジオを置くなど、東洋の思想や宗教に大きな影響を受けたという。

「東洋だけでなく、(中世イタリアの)アッシジのフランチェスコや、(13世紀イスラム神秘主義の)詩人ルーミーにも医学生時代、傾倒していました。特に、肉体の死をすべての終わりとする医学と異なり、より重要な始まりとする思想に触れ、人間の存在意義について考えた経験は、医学ではない道を選ぶきっかけとなった」と振り返る。

「人生が本当にはかないと理解していれば、もっと違う生き方を模索するかもしれない。結果として、人生はもっと美しくなると思います」

2005年にスイスのバイエラー財団で開いた個展の名は「刹那の永遠」だった。人生のはかなさを知っていても、「人類は歴史の中で、常に永遠の命について追究してきたといえます」。人生は刹那、この世のすべては無常だが、命は輪廻(りんね)転生するように、脈々と続いてゆくのではないか-。ライプ作品はそんな、人知を超えた世界、宇宙的な広がりを感じさせてくれる。

コロナ禍を経て、私たちは「ウェルビーイング=良く生きる」ことに意識を向けつつある。自らの心身や生活だけでなく、「自然や地球環境がいかにはかなく、壊れやすいか。私たちは謙遜さとつつましさの大切さに気付いたのではないでしょうか」。

予測不能のことが起きたとき、新しい思索へと導くアートの力を再認識した人も多いだろう。

「私は医学でできなかったことを、アートでできるようになったと思っています」

(黒沢綾子)

◇

<Wolfgang Laib>1950年、ドイツ・メッツィンゲン生まれ。ドイツ南部、南インドおよびアメリカ・ニューヨーク在住。ポンピドゥー・センター(仏)、東京国立近代美術館、ソフィア王妃芸術センター(スペイン)、ニューヨーク近代美術館(米)など世界各地の主要美術館で個展を開く。2015年、高松宮殿下記念世界文化賞(彫刻部門)を受賞。

◇

「地球がまわる音を聴く」展は11月6日まで。「生きること」に関わる本質的テーマを表現する、国内外16人の作品を紹介している。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/105f284643a5ff4218c9f2a13401105598a2848c

その他のツール
  • 文字数カウント TikTok ダウンロード Douyin ダウンロード BASE64 Base64→画像 画像→Base64 URLエンコード JavaScript タイムスタンプ ユニコード変換 JSON整形 拡張子変更 リスト作成 CSS最適化 MD5暗号化 ランダムジェネレーター 画像圧縮 QRコードジェネレーター QRコードリーダー 壁紙プレビュー 画像 EXIF 血液型遺伝 服のサイズ
  • 白と黒で奏でるインスタレーション 渡辺信子が京都で「White and Black」
    2024-05-31

    作曲家ビゼーの窮地を救った傑作オペラ『真珠採り』の聴きどころは?【クラシック今日は何の日?】
    2024-05-31

    デザインジャーナリストによる新しいデザイン誌の登場です!
    2024-06-01

    〈テロ事件と「美の復讐」〉15世紀末・イタリア「メディチ家兄弟暗殺計画」とルネサンスの画家たち
    2024-06-01

    ビルケンシュトック、創業から250年の歴史を振り返る2冊を出版
    2024-06-01

    ポール・オースターの名言「けれどオニオンパイの味は…」【本と名言365】
    2024-06-02

    小学館「作家の意向第一に協議」 映像化指針、ドラマ原作者死去で
    2024-06-03

    道後温泉の記憶を継承するアート 大竹伸朗が“描き”重要文化財を守ったテント膜「熱景」の再生
    2024-06-03

    万博無料招待、大阪の学校7割が希望 「不参加」の選択肢ない調査手法に批判も
    2024-06-03

    テレ東が警察密着番組の担当者らを懲戒処分
    2024-06-03

    ニコライ・バーグマンが手がける北欧のジュエリーブランド〈フローラダニカ〉旗艦店が南青山にオープン。
    2024-06-03

    応挙手本?に描いたトラ甦れ…徳島の寺のふすま絵修復へ
    2024-06-04

    「KOTARO NUKAGA(天王洲)」が移転し拡張。約386平米の巨大スペースに
    2024-06-05

    太宰府天満宮で「Fukuoka Art Book Fair」が開催へ
    2024-06-04

    「梅津庸一 エキシビションメーカー」(ワタリウム美術館)開幕レポート。きっとあなたも展覧会をつくりたくなる
    2024-06-04

    「KOGEI Art Fair Kanazawa 2024」開催決定
    2024-06-04

    105歳で死去した画家弥勒祐徳さん おごらず、黙々と、ひたすらに神楽など描く
    2024-06-05

    ご当地体操「いちょう体操」に小学生の指導委員が誕生 「体がのびやかに動く」
    2024-06-06

    宗教2世のドラマが受賞 第50回放送文化基金賞
    2024-06-06

    佐渡金山「情報照会」と勧告 世界遺産登録に可能性残す
    2024-06-06

    ©  Dopu Box
    💛