北九州市の映画館「小倉昭和館」、ネオン看板の文字を市民投票…旦過市場火災から再建中
被災前は1、2号館があったことからネオン看板は「昭和館〈1〉〈2〉」と表示していた。新たな候補は▽昭和館▽小倉昭和館▽続昭和館▽昭和館〈3〉――の四つ。「続昭和館」は映画館が今後も続くという意味で、「昭和館〈3〉」は1、2号館も含め3番目のスクリーンを示しているという。
投票は17日から昭和館のホームページで始め、同区魚町の仮事務所への持ち込みや郵送でも受け付ける。7月8日まで。樋口智巳館主(62)は「次の昭和館を皆さんと一緒につくっていくため、投票で看板を選びたい」と話した。
樋口館主はこの日、再建の進展状況も報告。12月の営業再開に向け、基礎工事が終わり、再建費として地元企業17社から寄付があったという。
樋口館主は資材高騰などの影響で再建費が当初の約6000万円を大きく上回り、約1億円に及ぶ見通しも明かし、「より良い昭和館をつくるため、引き続き支援をお願いしたい」と呼びかけた。
ネオン看板投票の問い合わせは小倉昭和館(093・600・2923)へ。