【6月の着物コーデ】「初夏のひとえ」は草花模様を主役に!爽やかな装いのコツ

撮影=水田 学(NOSTY) ヘア&メイク=Eita(Iris) 着付け=小田洋子 モデル=熊沢千絵 撮影協力=ACホテル・バイ・マリオット東京銀座 『美しいキモノ』2022年夏号より
黒に近いひとえ向きのさらりとした紫地に「卯の花」と呼ばれるうつぎの白い花を表したひとえの付けさげ。「卯の花」は古くから初夏のシンボルとして愛され、詩歌に詠まれて親しまれてきました。花芯の色にある黄色から引いた明るい黄色の袋帯を合わせて爽やかな印象にまとめて。濃地を着るときは帯は白や明るい淡色を選ぶと涼しく着こなせるでしょう。
<写真>着物(最上 tel.03-3666-8537) 帯(岡文織物 tel.075-411-9800) 帯〆(龍工房 tel.03-3664-2031) 帯あげ(みふじ/加藤萬 tel.03-3661-7747) バッグ1,379,000円(アスプレイ/アスプレイ 日本橋高島屋 tel.03-6281-8271) ぞうり50,600円(伊と忠 tel.075-221-0308)
丹後で織られた、古代縮緬を変形したひとえ用生地に笠松模様と水草を配した訪問着。吉祥模様の松は通年着用できる模様ですが、水と組み合わせて涼感を演出しています。色数を抑えた水色地の着物に白地に水に片輪車模様を織り出した袋帯を合わせて格調を高めました。初夏のパーティに向く華やかでいて涼感あふれる盛装のスタイルです。
<写真>着物(染の百趣矢野 tel.075-432-3721) 帯(渡文 tel.075-441-1111) 帯〆(渡敬 tel.075-221-1708) 帯あげ(みふじ/加藤萬 tel.03-3661-7747) リング1,705,000円(タサキ tel.0120-111-446) バッグ74,800円(伊と忠 tel.075-221-0308) ぞうり(神田胡蝶 tel.03-3253-1511)
たったひと月しか着ることができない、初夏のひとえ。着物ならではの贅沢なおしゃれといえるでしょう。