今日は何の日:6月10日
671年(旧暦:天智10年4月25日)『日本書紀』によると、天智天皇がこの日、漏刻(水時計)と鐘鼓(しょうこ)によって初めて時を知らせたとされる。その日を太陽暦に換算して、6月10日が「時の記念日」と定められた。1920(大正9)年に東京天文台と生活改善同盟会が制定。
1913(大正2)年 森永製菓が1899(明治32)年の創業以来製造販売してきた「キャラメル」の商品名を「ミルクキャラメル」に改称した。当時は1粒5厘のバラ売りだったが、翌14年にポケットサイズの紙サック入りミルクキャラメルを20粒入り10銭で発売すると、爆発的な人気を呼んだ。現在まで続くロングセラー商品。
1955(昭和30)年 日本電信電話公社(電電公社)が、「時の記念日」にちなんで時報サービスを東京でスタート。サービス提供地域は全国に広がった。当初、サービスの番号は地域ごとに異なっていたが、64年4月に「117」に統一。公社民営化後は、同NTTの東西地域会社に引き継がれた。
1962(昭和37)年 北陸本線の敦賀‐今庄(福井県)を結ぶ北陸トンネルが開通。13.87キロは当時日本最長のトンネルだった。敦賀と今庄の間には鉢伏山(海抜762メートル)がそびえ、古くから北陸道の難所だった。トンネルができる前、北陸線は山の西側を大きく迂回(うかい)する未電化の単線区間。北陸トンネル開通により複線電化され、関西と北陸を結ぶ同本線の輸送力増大に寄与した。