都内アンテナショップが一押しする各地の名品グルメ10選・第3弾。
インパクトあるネーミングの郷土菓子。
青森っ子なら誰もが知る、青森県中部に位置する浅虫温泉の銘菓。1907年創業の〈永井久慈良餅店〉で、「いく久しく慈しまれる良い餅であるように」との願いを込めて作られたもの。初代店主が郷里の鯵ヶ沢で習い覚えた鯨餅を改良し今に伝わる。製粉した津軽米、こし餡、砂糖などを混ぜて蒸しあげた餅菓子で、むっちりとした弾力ある歯ごたえが持ち味。ほどよい甘さでクルミの食感がいいアクセントに。夏場は食べる前に30分ほど冷やすのがおすすめ。
あおもり北彩館 東京店 公式サイト
お湯を注げばOK、お弁当のお供や休憩時間に。
“ままけは” とは、「ごはんですよ~」を意味する山形の方言。旅のお供として駅弁と一緒に販売されていた、昭和世代には懐かしいお茶容器入りの黒豆茶だ。ポットの中に自家焙煎した山形県新庄産の黒豆を入れたもので、注いだお湯が黒く色づいたら飲み頃。香ばしく炒った黒豆の香りと甘さにほっと気持ちが和む。飲み終わったあとに残った黒豆は、おやつとしてそのまま食べられる。黒豆のみの販売もしているので、セットで常備してデスクワークの癒しアイテムに。
おいしい山形プラザ 公式サイト
東日本大震災を経て復活した酒蔵の1本。
創業は江戸時代末期。福島県浪江町にあった日本一海に近い酒蔵が、震災により一度は故郷を離れ、10年後に再始動。山形県の長井蔵と浪江でも酒造りに取り組んでいる。創業時から、“海の男酒” として親しまれてきた定番酒が《磐城壽 純米酒》だ。香りがおだやかで口当たりはやわらかく、米のうま味をしっかりと味わえる。冷や・常温は飲み心地よく、ぬる燗にするとふくよかな米の味が引き立つ。和洋を問わず料理に寄りそう万能な食中酒だ。
日本橋ふくしま館 MIDETTE 公式サイト