• Online Tools
  • - Calculators
    • Character Count
  • - Download
    • TikTok Download
    • DouYin Download
  • - Web Tools
    • BASE64
    • Base64 to Image
    • Image to Base64
    • URL Encoding
    • JavaScript
    • Timestamp
    • Unicode Converter
    • JSON Format
    • Modify Extension
    • Make List
    • CSS Optimizer
  • - Encryption Tools
    • MD5 Encryption
    • Random Generator
  • - Image Tools
    • Image Compression
    • QR Code Generator
    • QR Code Reader
    • Wallpaper Preview
    • Image EXIF
  • - Info Sheets
    • Blood Type Heredity
    • Clothing Sizes
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
なぜ若者たちは映画を早送りで観るのか
2023-04-16
なぜ若者たちは映画を早送りで観るのか

私たちは、歴史上もっとも多くの映像作品をもっとも安価に視聴できる時代に生きている。NetflixをはじめAmazonプライムビデオなど、あらゆるサービスがユーザーの可処分時間を奪い合って熾烈な戦いを繰り広げるなか、膨大な映像作品をチェックする時間に追われるようになった現代人の心境はいかなるものか。「話題にはついていきたい。ただ、観るべき作品も定期的に開くべきSNSも多すぎて、とにかく時間がない」そこで、倍速視聴である。

映画やドラマなどの映像を早送り再生しながら見る「倍速視聴」は、主に10代から20代前半の若者の間では以前から当たり前だった。話数の多い連続ドラマを「話ごと」飛ばしたり、結末を先に知るためにネタバレサイトを読むといった行為の背景には、コスパ(コストパフォーマンス)を求める人が増えたことが影響しているという。

著者曰く、若者は回り道を嫌うらしい。何十本、何百本もの作品を観たり読んだりすれば、ハズレの作品に出合うこともある。その過程で鑑賞力が磨かれて博識になり、やがては生涯の傑作に出会うこともあるだろうが、彼らは膨大な時間を費やして作品と向き合うというプロセスを踏みたがらない。「駄作を観ている時間は彼らにとって無駄だから。無駄な時間をすごすこと、つまり時間コスパが悪いことを、とても恐れている」のというのである。

ただ、こうした倍速視聴の習慣はけっして若者だけのものではなさそうだ。著者は映画やドラマなど、映像作品を含むさまざまなメディアの娯楽がいつの間にか「コンテンツ」と総称されるようになったことを挙げたうえで、コンテンツという呼称は、作品を「鑑賞」するというよりも「消費」するに近しい印象を受けると指摘する。そうした意味で、短時間でできるだけ多くの作品を消費することが、視聴満足度に組み込まれうるとの指摘は興味深い。

「『作品』の良し悪しの基準をあえて設定するなら、『鑑賞者の人生に対する影響度』とでも言うべきものになるだろう。それは数値化できず、他の鑑賞者にまったく影響をおよぼすことはない、という意味において、再現性も皆無だ。」

鑑賞目的ではなく、情報収集として作品を観る。こうした態度は、書店で話題のベストセラー本を前に立ち読みする感覚に近い。とはいえ、著者も指摘するように10秒間の沈黙シーンには、10秒間の沈黙という演出意図がある。

「そこで生じる気まずさ、緊張感、俳優の考えあぐねた表情。それら全部が、作り手の意図するものだ。そこには9秒でも11秒でもなく、10秒でなければならない必然性がある(と信じたい)。」

今回のコロナ禍で定額制動画配信サービスやYouTubeが自宅で楽しめる唯一の娯楽だったという人もいるだろう。稲田豊史氏の『映画を早送りで観る人たち』は、映像や出版コンテンツの受容を通して、現代の消費社会の実態が浮かび上がってくる一冊だ。

馬場紀衣(ばばいおり)◎文筆家。ライター。東京都出身。4歳からバレエを習い始め、12歳で単身留学。国内外の大学で哲学、心理学、宗教学といった学問を横断し、帰国。現在は、本やアートを題材にしたコラムやレビューを執筆している。舞踊、演劇、すべての身体表現を愛するライターでもある。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/393e8c2f500de0310d7df1e1b37a8010cbea8005

Other Tools
  • Character Count TikTok Download DouYin Download BASE64 Base64 to Image Image to Base64 URL Encoding JavaScript Timestamp Unicode Converter JSON Format Modify Extension Make List CSS Optimizer MD5 Encryption Random Generator Image Compression QR Code Generator QR Code Reader Wallpaper Preview Image EXIF Blood Type Heredity Clothing Sizes
  • 英国を代表する作曲家ブリテンが世界平和を願って作った『戦争レクイエム』【クラシック今日は何の日?】
    2024-05-29

    テレビ東京、不適切表現で謝罪 「激録・警察密着24時!!」
    2024-05-29

    週末見たい展覧会5選。今週は木下佳通代の個展、テルマエ展、UESHIMA MUSEUMなど。【2024年6月第1週】
    2024-05-29

    「韓国版純烈」K4の「アダルトKポップ」 日本デビュー曲USEN1位も獲得 コアな追っかけも
    2024-05-30

    “家形埴輪”大集合、総選挙も 「住宅展示場の気分で」、奈良
    2024-06-01

    芸術レベルのグッズも登場! パリ・東京・大阪の名コレクションが集まる「TRIO展」
    2024-06-01

    森鷗外の教師像に迫る 研究の「盲点」、記念館で特別展 学生の評判も紹介
    2024-06-01

    ニコライ・バーグマンが手がける北欧のジュエリーブランド〈フローラダニカ〉旗艦店が南青山にオープン。
    2024-06-03

    応挙手本?に描いたトラ甦れ…徳島の寺のふすま絵修復へ
    2024-06-04

    アルテミス計画&天の川銀河! 大人も学んで楽しめる「大人レゴ」最新ラインナップは”宇宙”がテーマ!
    2024-06-03

    現代美術作家の杉本博司がYouTubeチャンネル開設 素顔に迫る映像を公開
    2024-06-04

    レイモンド・ローウィの名言「優れたインダストリアルデザインは、…」【本と名言365】
    2024-06-04

    「企画展 歌と物語の絵 ―雅やかなやまと絵の世界」(泉屋博古館東京)開幕レポート。歌、物語、絵画が織りなす芸術世界へ
    2024-06-04

    多摩美術大学がAIやサーキュラーなど5つの最先端のテーマを研究するプラットフォームをスタート
    2024-06-04

    五木ひろし歌手生活60年…ふるさと福井へ恩返しの新曲
    2024-06-04

    「ART OSAKA 2024」が7月18日より開幕。近代建築と現代美術のコラボレーションにも注目
    2024-06-04

    島左近の墓、京都の寺で発掘調査 三成の腹心、関ケ原後も生存?
    2024-06-05

    京都・祇園祭の「長刀鉾」稚児決まる 記者会見で「頑張ります」
    2024-06-06

    「江戸期より後の遺構」 世界遺産目指す佐渡の金山、一部除外勧告
    2024-06-06

    今週末に見たい展覧会ベスト8。閉幕の横浜トリエンナーレから、「梅津庸一 クリスタルパレス」、石川九楊の2ヶ月連続個展まで
    2024-06-06

    ©  Dopu Box
    💛