凶悪犯罪が多発する街・ヨハネスブルグで現地の男の家に泊めてもらったら、ひとつのベッドで一緒に寝るぞと言われて…【連載】アクティビスト・小玉直也の「こんな人生があるのか!?」(4)
小玉直也
特定非営利活動法人アースウォーカーズ代表理事 フリーカメラマン
1971年宮崎県生まれ。大学まで宮崎で育ち1994年大阪で就職。3年後に退職してNPOやNGOに関わり2003年~04年イラク戦争中のバクダットに行き現地病院の医療支援や日本とイラクの学校の橋渡しや平和交流などに携わる。また現地で米軍に拘束され尋問を受ける。その年の朝日新聞広告賞入賞カメラマンに選ばれる。
2005年スマトラ沖大地震の津波支援で東南アジアへ、2007年中越沖地震では新潟県柏崎市へ、2011年東日本大震災では南三陸町、石巻市の支援に入り、4カ月後の7月1日から原発事故のあった福島県の子どもたち支援のため常駐し、現在も毎月福島入りし子供たちの支援を継続。2016年は熊本地震の支援に入り、2019年は西日本豪雨の広島県呉市に入る。各地の支援に学生など若者をのべ1000人以上派遣し若者がボランティアで現地に行き支援に関わる機会を作り続けている。
2010年に南アフリカでワールドカップがありました。会場は、ヨハネスブルグ、ケープタウン、ブルームフォンテーン、ダーバンなど10箇所で開催。南アフリカはすごい治安が悪く、犯罪が多いから周囲から気をつけろと言われていました。
目的はワールドカップでしたが、マイルが13万ほど貯まっていたので、色んな国を旅しながらのサッカー観戦とすることに。最初は宮崎から大阪、京都を観光して、関西から上海へ行きました。上海万博などを堪能してから香港で観光したのちヨハネスブルグへ。W杯を1ヶ月観戦して、ヨハネスブルグからマドリード、パリ、ロンドン、北京と世界中を周り、東京を経由して宮崎に戻ってくるという行程。約7週間、合計9回のフライトによる旅でした。
非常に残念だったのが、参議院選挙の投票日とワールドカップの決勝が同じ日だったことです。せっかくなので決勝まで南アフリカで観たかったので、南アフリカから投票が出来ないかと、外務省や総務省に連絡して現地で在外投票させてくれと頼んだんですが、旅行者だから出来ないと。結局慌てて投票日の前々日に宮崎に帰って投票に行きました。南アフリカ大会はすごく面白かったです。