小学館「世界の歴史」電子版の近現代史を無料公開 夏休みの学習支援想定
同社の「世界の歴史」は全21巻からなる。第1巻の「メソポタミアとエジプト」からはじまり、第17巻の「冷戦と超大国」まで続き、さらに「イスラム世界」など別巻4巻からなる。
山川出版社が編集協力しており、教科書の流れを意識しながら、まんがで読めるため学びやすくなっているのが特長。
通常の電子版の購読料は各巻968円だといい、この夏、無料で見られるのは、同電子版のうち、近現代史とその直前の10巻(別巻1巻を含む)。フランスのルイ14世などで知られる「絶対王政」(第9巻)以降で、ロシア革命や2度の世界大戦などをカバーしている。「小学館版学習まんが 世界の歴史」特設ページから読むことができる。
令和4年度から国内外の近現代史を扱う「歴史総合」が導入されたことを受けたもの。無料開放を通じて同学習まんがの存在を認識してもらい、書籍版の購入にもつなげたいとみられる。
同社では「ビジネスマンの手軽な学び直しのきっかけとしてもおすすめしたい」としている。(福島徳)