鶴山淳志八段を講師に迎え、新年度スタート…日曜お昼は「囲碁フォーカス」
初回は昨年4月から聞き手をさせていただいているNHKの「囲碁フォーカス」について。テレビをご覧の方はご存じかと思いますが、とてもポップで明るい番組です。講師の先生は昨年10月から今年の3月までは林漢傑八段、4月からは鶴山淳志八段が担当されています。ファンの方から「つるりん」の愛称で親しまれているお二人は、めちゃくちゃ仲良し。最近では、YouTubeでの「つるりんチャンネル」の活動も大人気です。
前任の林先生は台湾出身。番組でご一緒する前から、明るくて面白くて囲碁も強いというイメージを持っていましたが、実際に話してみても、まさにその通りで、そこに気遣い力とサービス精神が追加された感じです。
鶴山先生も、同じようなタイプの方かと思っていたのですが、ご本人と鶴山先生の奥様いわく、意外と人見知りで、林先生みたいに面白いことを率先してできるタイプではないとのこと。ちょっと意外でしたが、私もそういうタイプなので、勝手に親近感を感じています(笑)。鶴山先生は「カンケツのおかげで、人見知りな自分でも色々な人と知り合うことができて、人脈も広がった」ともおっしゃっていて、そちらも妙に納得。私もNHKで林先生とご一緒させていただき、自分でも驚くほど、人脈が広がった気がしています。
そんな人気棋士お二人の間でバトンがつながった囲碁フォーカス。昨年度までの林先生との講座では「“アマ・ミス”クリニック」と題し、アマチュアの方が打たれた棋譜を題材に、よくあるミスについて学んできましたが、今年度の鶴山先生との講座のテーマは「石のフォースを感じよう!」。盤上の石は互いにどのように影響し合っているのかを考えながら、布石の作戦の立て方について学んでいきます。