梅雨明けに梅酒仕込み 京都
城州白は城陽市にある府内最大の梅林、青谷梅林固有の品種で、他品種と比べ粒が大きく、果肉が厚いのが特徴。城陽酒造では平成3年から城州白を3年以上熟成させた梅酒を製造し、今年は23日から仕込み作業を開始した。梅雨の期間が短く、気温が高かった影響で急速に実が熟したという。
島本稔大(としひろ)社長(50)は「梅雨は梅の雨と書くが今年は梅にとって恵みの雨とならなかった」としつつ、今年の梅は色づきが早い分、香り高くまろやかな梅酒ができそうだと期待した。7月上旬までに約10トンの実を使って約2万リットルの梅酒を作る予定。(木下倫太朗)