わざわざ行きたい! 佐賀の名レストラン3選【佐賀シティガイド】
田舎家ならではの居心地よい空間でくつろぎながら、地元産の新鮮な食材を地元の作家がつくる器で楽しむコースは「シンプルかつ繊細、そのどれもが滋味に溢れています」と、山田遊さんも絶賛。ここで味わえるのは海の幸、山の幸、まさしく唐津の幸だ。
「ここで店を開いて、地元の食材を使うようになってからは“受け身”の料理になりました。季節の素材がなければ作りようがありませんから。その代わり、春にはツクシを河原で摘んで卵とじにすることもできます。海山の幸が多い唐津ならですね」と、平河さん。
〈あるところ〉で提供するのは昼夜共に10品程度のコース。子ども用の食事も用意があるので、家族が座敷で楽しめる。
「うちの料理は割烹でもなく、懐石でもなく“和食”というほかありませんね」と、人懐こく笑う平河さんだった。
佐賀県唐津市鏡732。TEL 0955 58 8898。11時~15時、17時~22時。要予約。不定休。昼夜共に12,000円、子ども3,400円。
唐津市街の京町アーケードに佇む〈川島豆腐店〉は、先代が考案したざる豆腐で知られる名店だ。東京・原宿の有名割烹〈重よし〉で10年修行した現当主・川島広史さんの代になって、日本料理の店を併設するようになった。