『【独自】日大への補助金「全額交付しない」案で審議へ 20年度は約90億円交付 全国私大で2番目』へのユーザーの意見まとめ
日大をめぐっては、田中英寿前理事長(75)が所得税およそ5200万円を脱税した罪で東京地検特捜部に起訴されたほか、元理事も背任の罪で起訴されています。日大への国の補助金は2020年度、全国の私立大で2番目に多いおよそ90億円が交付されていました。
一連の事件を受け、文科省の外郭団体「日本私立学校振興・共済事業団」は今年度(21年度)について、日大への補助金を「全額交付しない」とする案をまとめたことが関係者への取材でわかりました。案では日大のケースが補助金の扱いを定める要領で不交付の対象となる「学校経営に関わる刑事事件で役員が逮捕・起訴されたもの」に該当するうえ、「学校法人としてガバナンスが十分に機能しておらず、管理運営に適正を欠いていた」と指摘し、「全額を交付しないものとする」と結論づけています。
この案は、あさってに開かれる「事業団」の審議会で諮問される予定で、授業料など学生への影響も懸念されることから、慎重な議論を経て、最終決定される見通しです。(24日11:27)