• Online Tools
  • - Calculators
    • Character Count
  • - Download
    • TikTok Download
    • DouYin Download
  • - Web Tools
    • BASE64
    • Base64 to Image
    • Image to Base64
    • URL Encoding
    • JavaScript
    • Timestamp
    • Unicode Converter
    • JSON Format
    • Modify Extension
    • Make List
    • CSS Optimizer
  • - Encryption Tools
    • MD5 Encryption
    • Random Generator
  • - Image Tools
    • Image Compression
    • QR Code Generator
    • QR Code Reader
    • Wallpaper Preview
    • Image EXIF
  • - Info Sheets
    • Blood Type Heredity
    • Clothing Sizes
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
韓国のミステリ小説が熱い 『破果』が描く老女の殺し屋、宿命の物語
2023-02-09
韓国のミステリ小説が熱い 『破果』が描く老女の殺し屋、宿命の物語

「いま、韓流が熱い!」などと改めてのたまうと、「何をいまさら」と叱られるかもしれない。しかし、「冬のソナタ」(2002年)のメガヒットでブレイクした韓流は、その後K-POPやミュージカルなどの人気を追い風にテリトリーを着実に広げ、今日に至っている。
 
コロナ禍でステイホームを強いられた状況下においても、動画のサブスク利用者を爆増させた「愛の不時着」や「梨泰院クラス」はじめ、「イカゲーム」、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」とヒットドラマをつるべ打ちし、韓流はいままさに第4次ブームの真っ只中にある。そしてコスメ、グルメ、ファッションといった興味の対象も、コリアン・カルチャー全般へとさらなる広がりをみせつつあるようだ。
 
そんななかでも目立った動きはといえば、韓国文学の翻訳紹介ブームである。チョン・ユミの主演で映画にもなった『82年生まれ、キム・ジヨン』がベストセラーになったのはまだ記憶に新しいが、昨年も多くの韓国文学が日本の読者に届けられた。
 
今回、紹介するク・ビョンモの『破果』(小山内園子訳、岩波書店刊)は、そのなかでも極めつけの1冊といえるだろう。

■老女の殺し屋に立ちはだかる壁

最初のシーンは、金曜日の夜、ニンニクや酒の臭いと混雑の人いきれでむせかえるようなソウルを走る地下鉄の車内だ。フェルト帽と地味なリネンコートに身を包んだ老婦人が、集金カバンを抱えた男にさりげなく近づいていく。
 
その直後、降車の人波でホームに押し出された男が、その場に倒れたまま動かなくなった。男にナイフをふるった老女は人ごみに紛れると、いつの間にか姿を消していた。爪角(チョガク)と呼ばれるその女の稼業は、殺し屋だった。
 
防疫業の名のもとに殺しを斡旋する組織(エージェント)のなかでも、45年というキャリアを誇る爪角は、スタッフから「大おば様」と呼ばれる創業以来の超ベテランだ。しかし引退の二文字がちらつく年齢となり、家族と呼べるのは無用(ムヨン)という名の老犬だけという侘しい毎日を送っている。
 
そんなある時、仕事で下手をうち、自ら深手を負ってしまう。カンという親切な医師に救われたのも束の間、今度は生意気な同業者の若造トゥの目の前で、ターゲットを取り逃すという大失態をおかしてしまう。
 
本好きならば、作者のク・ビョンモの名は既にご存じだろう。韓国女性文学シリーズ(書肆侃侃房刊)の1巻として『四隣人の食卓』というオムニバス長編が翻訳紹介されているし、白水社から出ている韓国フェミニズム小説集と銘打たれたアンソロジー『ヒョンナムオッパへ』で、短編の「ハルピュイアと祭りの夜」が読める。
 
しかし、わずか2つの作品で作者を判断するのは難しいかもしれない。本国ではフェミニズム文学の担い手と見なされているようで、この『破果』もその文脈で語られ、高い評価を得ているという。
 
原題の「파과」には、「旬を過ぎ、傷んだ果実」と「女性の16歳という年齢」の2つの意味があるそうだ。しかし、一見アンビバレントな関係にあるこれら2つの要素は、本作の主人公こと60代の女殺し屋である爪角のなかに、同時に存在するのである。
 
爪角は女性であることに加え、高齢者となったことでも社会から冷たい視線を向けられ始める。しかしそんな理不尽に屈することなく、プロとしての誇りを持って、課せられたミッションを粛々と遂行している。誰に頼るでもなく、自らの足で歩き、毅然と生きているのだ。
 
本国でこの作品が読者の支持を集めたのは、爪角というヒロインのそんな凛々しく逞しい姿が、多くの女性たちをはじめ、フェミニズムに理解を示す読者たちの心を捉え、共感を呼んだからに違いない。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/41013c86ba9ca53d2c3abed7cb93ef41c421c0ba

Other Tools
  • Character Count TikTok Download DouYin Download BASE64 Base64 to Image Image to Base64 URL Encoding JavaScript Timestamp Unicode Converter JSON Format Modify Extension Make List CSS Optimizer MD5 Encryption Random Generator Image Compression QR Code Generator QR Code Reader Wallpaper Preview Image EXIF Blood Type Heredity Clothing Sizes
  • 「現実をみんなに伝えたい」能登高校書道部が新作の書道パフォーマンスを披露…部員それぞれが抱える大地震の被害
    2024-05-30

    『ボールアンドチェイン』南Q太著 評者:三木那由他【このマンガもすごい!】
    2024-05-30

    【光る君へ】平安時代、強烈なエピソードで知られた2人の受領とは
    2024-06-01

    死後に再評価が進んだ作曲家の筆頭、ビゼー。その裏には友人の存在が【クラシック今日は何の日?】
    2024-06-02

    中国でドラえもん映画が興行首位 国際こどもの日に12億円
    2024-06-03

    峰不二子役の増山江威子さん死去 声優、艶ある声でルパン翻弄
    2024-06-03

    フジコ・ヘミングさん偲ぶ魂のピアノ旋律
    2024-06-03

    写真家たちは強大な権力の抑圧にどう抗ったのか。バルト三国の写真家に焦点を当てる展覧会をレポート
    2024-06-04

    「企画展 歌と物語の絵 ―雅やかなやまと絵の世界」(泉屋博古館東京)開幕レポート。歌、物語、絵画が織りなす芸術世界へ
    2024-06-04

    彫刻の森美術館で「舟越桂 森へ行く日」が開催へ
    2024-06-05

    今週末に見たい展覧会ベスト12。山武市百年後芸術祭、版画の青春、北斎に三島喜美代まで
    2024-06-04

    「犬派?猫派?」(山種美術館)開幕レポート。初公開から名作まで勢揃い
    2024-06-04

    開館10周年を記念。「広重 ─摺の極─」があべのハルカス美術館で開催へ
    2024-06-05

    田名網敬一「TANAAMI!! AKATSUKA!! / 45 rpm」展、集英社マンガアートヘリテージ トーキョーギャラリーで開催
    2024-06-04

    「ART OSAKA 2024」が7月18日より開幕。近代建築と現代美術のコラボレーションにも注目
    2024-06-04

    性被害者支援の法人設立 スマイル社
    2024-06-04

    【1971年の今日 : 6月5日】京王プラザホテル全面開業―今からは想像もできない着工前の巨大な貯水池だった頃の写真も
    2024-06-05

    105歳で死去した画家弥勒祐徳さん おごらず、黙々と、ひたすらに神楽など描く
    2024-06-05

    書評:「日本美術史」を書き換える100年単位の挑戦。『この国(近代日本)の芸術──〈日本美術史〉を脱帝国主義化する』
    2024-06-05

    「art stage OSAKA 2024」が9月に開催。大阪・関西万博への機運も醸成
    2024-06-05

    ©  Dopu Box
    💛