大規模な瓦生産体制確認、藤原宮に供給 奈良・橿原の日高山瓦窯で窯跡出土 2023-06-28 国内初の瓦ぶき宮殿だった藤原宮(694~710年)に瓦を供給していた日高山瓦窯(がよう)(奈良県橿原市)で、7世紀後半の窯跡(かまあと)が新たに3基(全長1・5~3メートル、最大幅1・2~2・5メートル)見つかり、奈良文化財研究所が29日、発表した。これまでに見つかっていたものを含め計6基の窯跡がまとまって存在することが確認され、同研究所は「藤原宮造営のため、大規模な瓦の生産体制が整備されていたことが確認できた」としている。