• Online Tools
  • - Calculators
    • Character Count
  • - Download
    • TikTok Download
    • DouYin Download
  • - Web Tools
    • BASE64
    • Base64 to Image
    • Image to Base64
    • URL Encoding
    • JavaScript
    • Timestamp
    • Unicode Converter
    • JSON Format
    • Modify Extension
    • Make List
    • CSS Optimizer
  • - Encryption Tools
    • MD5 Encryption
    • Random Generator
  • - Image Tools
    • Image Compression
    • QR Code Generator
    • QR Code Reader
    • Wallpaper Preview
    • Image EXIF
  • - Info Sheets
    • Blood Type Heredity
    • Clothing Sizes
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
『タコピーの原罪』 タイザン5著 評者:石岡良治【このマンガもすごい!】
2022-06-27
『タコピーの原罪』 タイザン5著 評者:石岡良治【このマンガもすごい!】

 ここ数年マンガ市場の成長が著しい。電子書籍の定着にも助けられ、コロナ禍のさなかに『鬼滅の刃』がヒットしたことはその象徴である。従来『週刊少年ジャンプ』の連載作には、アンケートの結果次第で短期打ち切りとなるか、人気を得て長期連載となるかに振れる傾向があった。だが『鬼滅の刃』がさほど引き延ばされずに完結したことで状況は大きく変動しているように思われる。ウェブプラットフォーム「少年ジャンプ+」の成功も相まって、2020年代における広義の「ジャンプマンガ」の存在感は増す一方だ。

 21年12月10日から22年3月25日にかけて「少年ジャンプ+」で連載された話題作『タコピーの原罪』の成功については、作品の力もさることながら、以上のような背景から理解できる。これまで短編読み切りを描いてきた作者タイザン5(ファイブ)が初めて連載した本作は、粗削りなところを多々含むにもかかわらず、ハードな展開が次々に生じる巧みなクリフハンガーと、上下巻の単行本に収まる短期連載というコンパクトさが、まさに現在のマンガ受容のあり方と見合っており、毎週金曜の連載更新時にはその都度SNSの話題となっていた。本作の比較対象となりうるのは、『チェンソーマン』の藤本タツキが単行本1冊分の長さのマンガを一挙掲載の形で公開した『ルックバック』(21年7月19日公開、本誌22年1月号で紹介)や『さよなら絵梨』(22年4月11日公開)だろう。

 だが、『タコピーの原罪』の魅力を、ネットで「バズった」という現象面からのみ捉えるのは事の半分でしかない。公開時の読者による「素早い」受容だけでなく、単行本などの形態を通した中長期的な「遅い」受容も重要であり、本作の現代性を先行作品のモチーフや構造の「アップデート」に見出せるのだ。本作には作者自身が語るようにダークな『ドラえもん』といった趣がある。酷いいじめに絶望している小学生「しずか」の前に、不自然なまでに陽気な宇宙人「タコピー」がハッピー道具とともに現れ、加害者の「まりな」やクラスメートの「東(あずま)くん」を巻き込んでいく物語は、タコピーを含めた全員が親との関係に問題を抱えているという絶望感の徹底が目を引く。いわゆる「毒親」をモチーフにしつつ繰り広げられる虐待や殺害などの陰惨な展開は、過剰な泣き顔の「しずか」と「まりな」をあしらったカバーイラストからも予期可能だが、実のところ本作の読後感は案外爽やかだ。ループ物語の体裁をもつがゆえに唐突な印象を残しやすい終盤のトーンの変化は、評価が分かれるだろう。だがマンガ投稿サービス「ジャンプルーキー!」に掲載されたタイザン5自身の短編「讃歌」が参考になる。「旧人類」が絶滅の危機にあるポストアポカリプス世界で、主人公が自分の物語を始めるところで終わる同作と同様、『タコピーの原罪』は、異性愛や親子愛による「救済」がしばしば悪循環をもたらしかねない時代相を見据えつつ、タコピーがマンガに「描かれたキャラ」であることを手がかりにした友情の物語なのだ。

(『中央公論』2022年7月号より)

【評者】
◆石岡良治
早稲田大学准教授

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/ada1aa2097feb68e81e20025c92e72e7eb11c948

Other Tools
  • Character Count TikTok Download DouYin Download BASE64 Base64 to Image Image to Base64 URL Encoding JavaScript Timestamp Unicode Converter JSON Format Modify Extension Make List CSS Optimizer MD5 Encryption Random Generator Image Compression QR Code Generator QR Code Reader Wallpaper Preview Image EXIF Blood Type Heredity Clothing Sizes
  • 美術館の裏側を伝える展覧会「鎌倉別館40周年記念 てあて・まもり・のこす 神奈川県立近代美術館の保存修復」レポート
    2024-05-29

    被害者「問題解決には程遠い」 旧ジャニーズ被害者らが会見
    2024-05-29

    MURAKAMI × Liquem 夢のコラボアクセが再登場☆|長山智美 デザイン狩人
    2024-05-30

    住所要件の指摘受け自主的に転入 東京・足立区の20代選管委員・古野香織さん
    2024-05-30

    制作期間「足りていなかった可能性」
    2024-05-31

    日テレ、意思疎通できず信頼喪失 「セクシー田中さん」の調査結果
    2024-05-31

    「ねこクラゲ」被告、脱税認める 原稿優先で申告せず、福岡地裁
    2024-05-31

    幸田文の名言「台所に立てば、…」【本と名言365】
    2024-05-30

    まだ無名だった作曲家エルガーが、婚約の贈り物として捧げた名曲【クラシック今日は何の日?】
    2024-06-01

    ポール・オースターの名言「けれどオニオンパイの味は…」【本と名言365】
    2024-06-02

    写真家たちは強大な権力の抑圧にどう抗ったのか。バルト三国の写真家に焦点を当てる展覧会をレポート
    2024-06-04

    現代美術作家の杉本博司がYouTubeチャンネル開設 素顔に迫る映像を公開
    2024-06-04

    本年入試私立公立とも志願者微減 栄光ゼミナール担当者にきく 埼玉中高入試最新動向
    2024-06-04

    アレクサンダー・カルダー個展「カルダー:そよぐ、感じる、日本」が開催
    2024-06-04

    美術評論家連盟が「ガザ戦争に対する意⾒表明」を公開
    2024-06-04

    社会的関与の芸術。清水穣評 城戸保「駐車空間、文字景、光画」展/野村浩「Painter」展
    2024-06-04

    ビル・エヴァンスの名言「才能なんて取るに足りない」【本と名言365】
    2024-06-05

    フィギュアスケートにもぴったり! ハチャトゥリアン作曲の『仮面舞踏会』【クラシック今日は何の日?】
    2024-06-06

    佐渡金山の世界遺産登録、「情報照会」勧告
    2024-06-06

    向田邦子の名言「…これが私の料理のお稽古なのです。」【本と名言365】
    2024-06-07

    ©  Dopu Box
    💛