蕪村が「奥の細道」全文を書写 芭蕉を敬愛、1777年に制作

蕪村が「奥の細道」全文を書写　芭蕉を敬愛、1777年に制作

2022-06-13

　京都国立博物館（京都市）は13日、江戸時代の俳人与謝蕪村（1716～83年）が敬愛していた俳人松尾芭蕉（1644～94年）の紀行「奥の細道」の全文を書き写し、挿絵を添えた図巻を見つけたと発表した。蕪村による同種の作品はこれまでに四つが見つかっており、今回で5作品目。

　博物館によると、同種作品は全部で約10あるとされる。見つかった図巻は1777年の制作でそのうちの最古とみられる。図巻は長さ約18m。全文の書写のほか、芭蕉が東北や北陸などを旅する様子を九つの挿絵で表現している。今年2月、所有者の個人が博物館に情報提供し、画風や署名などから蕪村作と確認された。

蕪村が「奥の細道」全文を書写　芭蕉を敬愛、1777年に制作

民藝・イズ・ビューティフル。日本文化と黒人文化が融合する「アフロ民藝」とは？

制作期間「足りていなかった可能性」

藤井聡太八冠が勝ち、最終局へ　将棋叡王戦で2勝2敗

韓国HYBE傘下の代表続投　和解望む意向

“家形埴輪”大集合、総選挙も　「住宅展示場の気分で」、奈良

「警察密着24時」担当者ら懲戒　テレビ東京、石川社長は3割返上

本年入試私立公立とも志願者微減　栄光ゼミナール担当者にきく　埼玉中高入試最新動向

福島県沖地震で解体　老舗文具店の新ビルが開店　イベントスペースも

「TRIO　パリ・東京・大阪　モダンアート・コレクション」（東京国立近代美術館）開幕レポート。トリオで再発見する3館のコレクション

アートフェア東京、次回は2025年3月に開催決定

「ロエベファンデーションクラフトプライズ 2024」の大賞が発表。等身大のセラミック彫刻を制作したアンドレス・アンサが受賞

国際博物館の日、今年のテーマは「学びと研究のための博物館」

開館10周年を記念。「広重　─摺の極─」があべのハルカス美術館で開催へ

石川九楊の個展「石川九楊大全」が上野の森美術館で2ヶ月連続開催へ

横山奈美の個展「広い空に / Big Sky Mind」がN&A Art SITEで開催へ

PARCELで「Not Quite」開催。「～でなくもない」作家が集結

第55回星雲賞・自由部門に「巨大ロボット展」　日本SFファングループ連合会議

ご当地体操「いちょう体操」に小学生の指導委員が誕生　「体がのびやかに動く」

書評：「日本美術史」を書き換える100年単位の挑戦。『この国（近代日本）の芸術──〈日本美術史〉を脱帝国主義化する』

美しくて“かわいい”結びの技　 1400年の歴史を誇る「水引」の可能性を探って