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東畑開人×大木亜希子 ゆるいつながりという処方箋
2023-07-23
東畑開人×大木亜希子 ゆるいつながりという処方箋

 心身が不調に陥ったとき、人とのかかわりはどのように活きてくるのか。全くの他人であるおじさんと暮らし始めたことでスランプから脱した元アイドルの小説家と、カウンセリングで日々クライエントと面接する臨床心理士が語り合った。
(『中央公論』2023年8月号より抜粋)
大木》実は執筆活動の傍ら、不定期でスナックのママをやっているんです。私が作家として独立する前に勤めていた会社を辞めたとき、オーナーが「書く仕事が軌道に乗るまでうちにおいで」と誘ってくれて。やってみたら、男性同士のコミュニケーションの仕方や孤独が垣間見えて勉強になるし、作家とは違う自分になれて精神衛生上いいので、続けています。


東畑》僕も学生時代、スナックでボーイをしていたことがありました。普段堅い仕事をしている中年男性たちが店では子どもの顔になり、ママさんに叱られて至福の表情をしている。人間って奥が深いなあと。(笑)


大木》普段のお仕事では怒る側だから、プライヴェートでは怒られたい人って、結構いるんですよね。うちのお店でも、大企業の重役のお客様がやたらと他のお客様に喧嘩をふっかけるので、あるとき「それ、やめてくれる?」とはっきり言ったら、それ以来しおらしくなって。従業員である私から指摘されたことで反省し、これまでの社交のスタンスを変えられたようです。本人もスナックに来るまで、自分に叱られたい願望があるとは気づいていなかったと思います。


東畑》表裏があるところが人間の人間たる所以ですね。心理療法では、外ではきわめて丁寧ないい人が、実は誰のことも信じていなかったなど、隠れていた自己が全面的に展開されるのが治療的な仕掛けです。ある種のコードに従い、お互いが敵ではないと示し合いながら一緒にいるのが「社交」だとしたら、心理療法はいわば「社交の向こう側」。普段動かなくなっている心の部分を動かす場です。復讐されるのが怖くて憎みたい相手を憎めないでいる人が、きちんと憎めるようになるのも回復の一つです。あるいは愛することを恐れていた人が、勇気を出して愛を表現できるようになるのもそうです。不自由になっていた心の部位が自由に動くようになることで、人生の選択の幅が広がり、回復に向かっていく姿にはいつも感銘を受けます。


大木》コロナ禍は世界的な大災害でしたし、多くの悲劇が生まれてしまいましたが、スナックのお客様たちを見ていると、身近な人同士の絆が深まるきっかけにもなっていた気がします。先生はいかがでしたか?


東畑》うーん、やっぱりギスギスしてたんじゃないですかね。従来なら友達との雑談や職場の飲み会で解消していたような問題が、家に閉じ込められたことで極端な形で表れてしまった方は少なくなかったんじゃないでしょうか。


大木》なるほど。私としては、仕事をちらつかせてくるスノッブな人たちとの憂鬱な飲み会が、コロナで一掃されたのがすごくうれしかったのですが。自分にとって本当に大切な人が明確になった気がしています。


東畑》確かに、嫌な飲み会はなくなりましたね。でも一方で、楽しい飲み会も失われてしまったのがつらかった。それが、僕が大学を辞めた理由の一つでした。学生とも画面越しの授業で義務を果たし合うだけで、人間同士のつきあいがなくなると、教育の意味ってわからなくなっちゃうんです。それまでは気を使うし面倒だと思っていた学生との飲み会も、実は重要だったんだなと。コロナで孤独の苦しさがはっきり現れたことで、やや軽薄なものと捉えられていた社交の価値が見直されている気がします。

 対面での浅い社交が失われた今、友達を作るのはすごく難しい。読者からよく「どうすれば友達ができますか」と聞かれて、答えに詰まるんです。大木さんは友達、できます?


大木》最近は、SNSのダイレクトメッセージで同業者とつながることが多いです。著書を読んでタグをつけて感想を投稿してくれた方と交流が始まったこともありました。でもコロナで友達を作りにくくなったというのはすごくわかります。


東畑》やっぱり人が身体ごと同じ場所にいることの力ってあるんですよね。その意味で、無駄に一緒にいる時間の長い学校という場所は、友達を作るのに最適だったと思います。オンライン授業で友達を作るのは難しいですよね。

 コロナ前、内容自体は「無」な大学の学科会議が楽しかったのも身体が一緒にあったからです。全員少しずつ出番があり、ツッコミを入れたり合いの手を入れたりと、まるでカラオケのようでした。オンラインになった途端カラオケ感が失われ、ただの苦痛な時間になってしまった。学校の修学旅行も、移動や夜の時間など「無」の時間が多いですよね。みんなで一緒にそれを共有する。こういう一見無駄なものが人間関係を作るのだとつくづく思いました。


大木》私はコロナの直前に本格的に作家業を開始しました。一昨年には、人生が詰んだとき同居していた50代男性「ササポン」の家を出て、一人の時間が長くなった。スナックのママを続けて気の置けない仲間や、優しいお客様と「無」の時間を過ごすことで、孤独とのバランスを取っているのかもしれません。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/af239a1fd72550af53ea019eed6cca74ff3baee0

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