• Online Tools
  • - Calculators
    • Character Count
  • - Download
    • TikTok Download
    • DouYin Download
  • - Web Tools
    • BASE64
    • Base64 to Image
    • Image to Base64
    • URL Encoding
    • JavaScript
    • Timestamp
    • Unicode Converter
    • JSON Format
    • Modify Extension
    • Make List
    • CSS Optimizer
  • - Encryption Tools
    • MD5 Encryption
    • Random Generator
  • - Image Tools
    • Image Compression
    • QR Code Generator
    • QR Code Reader
    • Wallpaper Preview
    • Image EXIF
  • - Info Sheets
    • Blood Type Heredity
    • Clothing Sizes
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
キース・ヘリングはニューヨークで何をなしたのか。「キース・ヘリング:NYダウンタウン・ルネッサンス」が中村キース・ヘリング美術館で開幕
2023-06-04
キース・ヘリングはニューヨークで何をなしたのか。「キース・ヘリング:NYダウンタウン・ルネッサンス」が中村キース・ヘリング美術館で開幕

 山梨・北杜市の中村キース・ヘリング美術館で、同館コレクションからキース・ヘリング
のニューヨークでの活動を伝える作品を展示する展覧会「キース・ヘリング:NYダウンタウン・ルネッサンス」が開幕した。会期は2024年5月6日まで。


 キース・ヘリングは1958年、アメリカ・ペンシルバニア州生まれ。80年代初頭にニューヨークの地下鉄構内のスペースにチョークでグラフィティを描いた通称「サブウェイ・ドローイング」というプロジェクトを始め、
アンディ・ウォーホルやジャン゠ミシェル・バスキアなどと同様に1980年代のアメリカ美術を代表するアーティストとして広く知られてきた。


 中村キース・ヘリング美術館は、中村和男が1987年より収集する約200点のキース・ヘリングの作品からなるコレクションを収蔵・公開している館だ。「キース・ヘリング:NYダウンタウン・ルネッサンス」は、そのコレクションのなかから、とくにヘリングのニューヨークでの活動に焦点を当てて紹介するものだ。


 展示室に向かうスロープには、ヘリングがニューヨークの地下鉄の駅にある空き広告のスペースにチョークでグラフィティを描いた「サブウェイ・ドローイング」の記録写真が並ぶ。ペンシルヴァニアから大都会・ニューヨークに出てきたヘリングが、街にあふれるグラフィティに衝撃を受けて制作を始めた、当時のニューヨークの空気感が伝わってくる。


 第1章「アンダーグラウンド・カルチャー」は「闇の展示室」と呼ばれる暗がりの展示室を舞台としている。ここでは90年にヘリングが亡くなる直前に制作した祭壇《オルターピース:キリストの生涯》(1990)が展示されており、本来は静謐な雰囲気を醸し出す空間だ。


 しかしながら今回の展覧会では、この展示室は往年のニューヨークのナイトライフを体現した空間へと変わる。「パラダイス・ガラージ」「クラブ57」「エリア」「ザ・パラディアム」といった伝説的なクラブで活動し、壁画を描いたりイベントを企画しながら交友を広げていったヘリング。


 会場では「パラダイス・ガラージ」で活躍した伝説的なDJ、ラリー・レヴァンのライブ音源が流れ、モデルであり歌手としていまも活躍するグレイス・ジョーンズにヘリングがボディペイントを施した際の写真や、磯崎新の内装デザインによる「クラブ57」の篠山紀信による記録写真なども見ることができる。

 80年代後半のニューヨークという街が不景気にあえぎながらも、その地下では熱いカルチャーが脈打ち、ヘリングの活動の核がそこにあったことを体感してほしい。


 第2章「ホモエロティシズムとHIV・エイズ」は、ヘリングの作品を語るうえで外すことのできない、ゲイとしての自認とその表現について扱う。LGBTQ+といった言葉もなく、抑圧や偏見がいまよりひどかった80年代に、ヘリングは自身がゲイであることを公言し、そのアイデンティティや興味を土台として作品制作を行った。


 展示されている6点のシルクスクリーン作品《バッド・ボーイズ》(1986)は、揺らぎやかすれのある墨によって男性の身体や性器を描いている。はっきりとした線描のイメージが強いヘリングだが、じつはテーマに沿って幅広い表現を試みていたことを知ることができる重要な作品だ。


 ヘリング自身も後に命を落とすことになるが、HIV・エイズの感染が広がっていったこともこの時代の性を語るうえで外すことができない。当時は「HIV・エイズ=同性愛者の病気」という誤った情報もあり、ゲイ・コミュニティへの差別や偏見を助長する要因にもなったが、ヘリングはこうした動きにも立ち向かっていた。展示されている《沈黙は死》(1987/2012再制作)や《偏見は恐怖。沈黙は死。》(1989)といったヘリングによるポスターは、HIV・エイズへの正しい理解促進や陽性者のサポートを訴えたものだ。


 第3章「社会に生きるアート」は、ヘリングがアートを社会に実装しようとした試みについて取り上げている。ヘリングはアートをより多くの人に届けるために、ニューヨークに自身がデザインしたTシャツやステッカーを販売する店「ポップショップ」をオープンさせた。


 会場では当時、実際に販売されていた商品や資料を見ることができる。もちろん、同館のミュージアム・ショップでも多くのヘリングのグッズを購入することが可能だ。ヘリングのアートワークを手にすることで、その思想をより身近に感じることができるのではないだろうか。



 ヘリングのアートによるアクションは、子供たちにも向けられていた。《マウント・サイナイ病院のための壁画》(1986)は、米国でも最大規模の病院である「マウント・サイナイ病院」の小児病棟にヘリングが制作した壁画だ。ヘリングはアートセラピストの依頼をうけて、病気と闘う子供たちのためにマーカーとメモ帳でいくつもの絵を描き、最後の訪問の際にこの壁画を残したという。日本初公開となる本作から、ヘリングがアートの力を信じ社会に対して行動していた様子が伝わってくる。


 最後となる第4章「ニューヨークから世界へ」では、ヘリングがニューヨークで各分野の重鎮と出会いその才能を開花させ、やがて世界中が知るアーティストとなっていったことを象徴する作品が展示されている。


 詩人、ウィリアム・S・バロウズが書いた詩に呼応するようにヘリングが制作した版画シリーズ「アポカリプス」や、親交があったアンディ・ウォーホルとミッキーマウスをかけ合わせたキャラクターの版画作品《アンディ・マウス》などは、ヘリングの交友を知るうえで重要となるピースだ。


 また、1987年にドイツで開催された遊園地型の現代美術展「ルナルナ」では、ロイ・リキテンスタイン、ヨーゼフ・ボイス、サルヴァドール・ダリらとともに参加し、メリーゴーラウンドをデザインしたという。当時制作した作品も、会場の資料から知ることができる。


 ヘリングが活躍した時代のニューヨークの熱気を知ることができる本展。多くの人が知るその作品のビジュアルのみならず、背景にあったヘリングの思想を丁寧に紹介する展覧会となっている。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/aea8a04ade9d43662c7f3fe345e3581a3401d4b4

Other Tools
  • Character Count TikTok Download DouYin Download BASE64 Base64 to Image Image to Base64 URL Encoding JavaScript Timestamp Unicode Converter JSON Format Modify Extension Make List CSS Optimizer MD5 Encryption Random Generator Image Compression QR Code Generator QR Code Reader Wallpaper Preview Image EXIF Blood Type Heredity Clothing Sizes
  • 美術館の裏側を伝える展覧会「鎌倉別館40周年記念 てあて・まもり・のこす 神奈川県立近代美術館の保存修復」レポート
    2024-05-29

    歯科医師の技術で愛好家も納得するサウナを細部まで再現するミニチュア作家
    2024-05-30

    将棋叡王戦、藤井が勝ち最終局へ
    2024-05-30

    デザインジャーナリストによる新しいデザイン誌の登場です!
    2024-06-01

    鳥取・大山でたいまつ行列 夏山開き前夜祭
    2024-06-01

    芸術レベルのグッズも登場! パリ・東京・大阪の名コレクションが集まる「TRIO展」
    2024-06-01

    河合隼雄物語賞に八木詠美さん 学芸賞は湯沢規子さん
    2024-06-03

    IT国家の最先端研究を知って 奈良・宇陀市がエストニアへの短期留学事業
    2024-06-04

    “20世紀音楽”の発展に貢献した指揮者、クーセヴィツキー。その偉業とは【クラシック今日は何の日?】
    2024-06-03

    「君たちはどう生きるか」展 第二部 レイアウト編(三鷹の森ジブリ美術館)レポート。絵を描くことの営為、そして苦悩も見せる
    2024-06-04

    akakilikeの新作ダンス公演『希望の家』が松本・東京の2都市で上演へ
    2024-06-04

    「梅津庸一 エキシビションメーカー」(ワタリウム美術館)開幕レポート。きっとあなたも展覧会をつくりたくなる
    2024-06-04

    「台北當代2024」開幕レポート。「台湾マーケットのニーズに応えるプラットフォームに」
    2024-06-04

    「ART OSAKA 2024」が7月18日より開幕。近代建築と現代美術のコラボレーションにも注目
    2024-06-04

    ユージーン・スタジオが東南アジアに美術館を建設予定。新法人YES__pte.ltdを設立し、インドネシア・ジャカルタに美術館準備室を開設
    2024-06-04

    「安全だと誰も言わない万博」爆発事故で教職員組合 大阪府に子供無料招待中止申し入れ
    2024-06-04

    藤井八冠、5連覇へ白星発進 将棋棋聖戦、山崎八段破る
    2024-06-06

    長山智美 デザイン狩人|HAY DOGS♡
    2024-06-06

    写真家の吉田ルイ子さん死去 「ハーレムの熱い日々」
    2024-06-06

    パートナーとの強い絆から生まれた、ベンジャミン・ブリテンの代表作【クラシック今日は何の日?】
    2024-06-06

    ©  Dopu Box
    💛