弥生中期にニワトリ飼育 「時告げ鳥」か 幼鳥の骨を初確認 奈良 2023-07-21 日本列島で稲作が根付いた弥生時代、すでに養鶏も行われていたことが北海道大学の江田真毅教授(動物考古学)らの研究グループの科学分析で分かった。田原本町の巨大環濠(かんごう)集落「唐古・鍵遺跡」(国史跡)から出土した弥生中期初頭(紀元前4~同3世紀)の鳥の骨がニワトリの幼鳥であることが判明したためだ。弥生遺跡から成鳥の骨が見つかった例はあるが幼鳥は初めてで、列島で飼育されていたとする説が立証された。【皆木成実】