• Online Tools
  • - Calculators
    • Character Count
  • - Download
    • TikTok Download
    • DouYin Download
  • - Web Tools
    • BASE64
    • Base64 to Image
    • Image to Base64
    • URL Encoding
    • JavaScript
    • Timestamp
    • Unicode Converter
    • JSON Format
    • Modify Extension
    • Make List
    • CSS Optimizer
  • - Encryption Tools
    • MD5 Encryption
    • Random Generator
  • - Image Tools
    • Image Compression
    • QR Code Generator
    • QR Code Reader
    • Wallpaper Preview
    • Image EXIF
  • - Info Sheets
    • Blood Type Heredity
    • Clothing Sizes
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
『ぷにるはかわいいスライム』まえだくん著 評者:石岡良治【このマンガもすごい!】
2022-11-03
『ぷにるはかわいいスライム』まえだくん著 評者:石岡良治【このマンガもすごい!】

 マンガのポテンシャルはいまなお汲み尽くされていない。時代ごとに移り変わる社会や感受性のもと、数多くの作品が次々に生まれていく様に感嘆してきたし、新しいマンガに不意を打たれる経験の到来をこれからも積極的に待ち望んでいきたいところだ。

 だが改めてマンガの世界を見渡すと、その多種多様性に驚かされるのみならず、作品のバリエーションが、実際には想定読者層の細かな区分と表裏一体だと気付かされる。すなわち、「スポーツ」「ホラー」などのジャンルだけでなく、「少年マンガ」「少女マンガ」を典型としたジェンダーや年齢による区分がもたらす「定型」が、読者にとって重要な手がかりとして機能しているのだ。

 マンガに一定の多様性をもたらす「定型」からは、あらかじめ特定の物語展開への期待が読者に生まれる。ゆえに予期が覆される楽しみも生まれるのだろう。その反面、関心の薄いジャンルの作品が「いつも同じ」単調な世界に映るという批判が時に起こることを認めざるを得ないのではないか。

 そうしたなか、従来の想定読者層を問い直す動きが、現在のマンガのダイナミズムを形成しているように思われる。2022年にウェブ雑誌「週刊コロコロコミック」で連載開始した「ぷにるはかわいいスライム」は、「かわいい」を手がかりにすることで、老舗雑誌『月刊コロコロコミック』の作風を維持しながら「元読者」や非読者にも開かれたコメディを繰り広げている。

『コロコロコミック』は創刊時の目玉連載が「ドラえもん」であり、学年誌の末裔といえる特性をもつが、想定読者は事実上、小学生男子に限られている。ホビーや玩具・ゲームとの豊富なコラボと連発される下ネタが共存する、この雑誌独自の世界では、異性(もちろんほぼ女性と想定される)に関心をもったら雑誌を卒業して『少年サンデー』などを読むべし、という原則のもと、恋愛マンガは基本的には掲載されない。他方、小学生女子には同じくホビーや玩具・ゲームとの豊富なコラボを展開している『ちゃお』などが用意されており、こちらではアイドルマンガや恋愛マンガ、ホラーマンガなどが誌面を彩るわけだ。

 著者まえだくんが本作で仕込んだ巧みさは、主人公コタローが小学生の時に作り、命が宿ったスライム「ぷにる」が、コタローとともに成長した結果、マスコットペンギンのようなかつての姿から「女の子」のような見かけになる(がスライムは設定上無性(むせい)だ)というシンプルな設定のもと、毎回様々な姿で装うぷにるを登場させていることにある。本作は典型的な少年マンガのラブコメディ作品であるかのようだが、「中二」のコタローがずっとかわいいものを好きであり続けていること。そしてぷにるの「コスプレ」が自分自身を成形するホビーである「スライム工作」に結び付けられているという微細な差異が重要だろう。こうして『コロコロコミック』マンガのポテンシャルを予想外の仕方で引き出しながら、新たな「定型」を模索する試みが毎回繰り広げられていくのだ。


(『中央公論』2022年11月号より)


【評者】
◆川勝徳重
早稲田大学准教授

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/d0d5ce3ce3f156947f0d67dbd258f497040378ac

Other Tools
  • Character Count TikTok Download DouYin Download BASE64 Base64 to Image Image to Base64 URL Encoding JavaScript Timestamp Unicode Converter JSON Format Modify Extension Make List CSS Optimizer MD5 Encryption Random Generator Image Compression QR Code Generator QR Code Reader Wallpaper Preview Image EXIF Blood Type Heredity Clothing Sizes
  • 歯科医師の技術で愛好家も納得するサウナを細部まで再現するミニチュア作家
    2024-05-30

    囲碁、一力遼本因坊が初防衛 余正麒破り三冠堅持
    2024-05-30

    『ボールアンドチェイン』南Q太著 評者:三木那由他【このマンガもすごい!】
    2024-05-30

    『マッドマックス:フュリオサ』に登場する「ある絵画」は何を意味しているのか? ギリシア神話と「ファム・ファタル」から考察する
    2024-06-01

    森鷗外の教師像に迫る 研究の「盲点」、記念館で特別展 学生の評判も紹介
    2024-06-01

    森トラストが平安女学院から有栖川宮旧邸を取得…今度の活用は京都市とも引き続き協議
    2024-06-01

    死後に再評価が進んだ作曲家の筆頭、ビゼー。その裏には友人の存在が【クラシック今日は何の日?】
    2024-06-02

    <今週の本棚・次回の予定>6月8日の毎日新聞書評欄は『新装版 ペルーからきた私の娘』ほか
    2024-06-03

    大阪はアートとデザインの街となるか? Osaka Art & Design 2024の見どころをレポート
    2024-06-03

    イタリア・ヴェローナの歴史あるレストランをパトリシア・ウルキオラが再解釈。
    2024-06-03

    本年入試私立公立とも志願者微減 栄光ゼミナール担当者にきく 埼玉中高入試最新動向
    2024-06-04

    アレクサンダー・カルダー個展「カルダー:そよぐ、感じる、日本」が開催
    2024-06-04

    千年後の未来へ 太宰府天満宮のふすま絵完成 日本画家神戸智行さん移住し10年かけ完成
    2024-06-04

    「UESHIMA MUSEUM」が開館。屈指の現代美術コレクションを一般公開
    2024-06-05

    「梅津庸一 エキシビションメーカー」(ワタリウム美術館)開幕レポート。きっとあなたも展覧会をつくりたくなる
    2024-06-04

    週末見たい展覧会5選。今週はTRIO展、吉田克朗展、建築の構造デザインに焦点を当てた展覧会など。【2024年6月第2週】
    2024-06-05

    3日間限定発売! 名作パントンチェアが新たな魅力を纏った限定カラーで登場。
    2024-06-05

    ブリン・バン・バン・ボンが1位 ビルボード、上半期人気曲
    2024-06-06

    美術家藤井光さん個展「終戦の日/WAR IS OVER」 希望か絶望か…大分・佐伯の地下弾薬庫跡にこだまする泣き声
    2024-06-07

    umami.is をおすすめする理由
    2025-07-04

    ©  Dopu Box
    💛