• Online Tools
  • - Calculators
    • Character Count
  • - Download
    • TikTok Download
    • DouYin Download
  • - Web Tools
    • BASE64
    • Base64 to Image
    • Image to Base64
    • URL Encoding
    • JavaScript
    • Timestamp
    • Unicode Converter
    • JSON Format
    • Modify Extension
    • Make List
    • CSS Optimizer
  • - Encryption Tools
    • MD5 Encryption
    • Random Generator
  • - Image Tools
    • Image Compression
    • QR Code Generator
    • QR Code Reader
    • Wallpaper Preview
  • - Info Sheets
    • Blood Type Heredity
    • Clothing Sizes
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
日本推理作家協会賞に輝いたスウェーデン発ミステリ『1794』『1795』
2023-06-02
日本推理作家協会賞に輝いたスウェーデン発ミステリ『1794』『1795』

日本のミステリ界を牽引した江戸川乱歩が、海外の作品に親しみ、大きな刺激を受けていたことはよく知られる。
 
その後も、翻訳ミステリとの二人三脚で発展の道のりを歩んできたわが国のミステリだが、昨年、日本推理作家協会(MWJ)は、国境を越えたミステリの未来を見据え、その年最高の作品に贈る栄誉である「日本推理作家協会賞」に、「翻訳小説部門」を新設した。
 
賞の正式なスタートは2025年だが、それに先駆けて2年にわたるプレ実施が始まり、初回にあたる今年の選考結果が、すでに発表になっている。
 
記念すべき最初の受賞作は、ニクラス・ナット・オ・ダーグの『1794』と『1795』(ヘレンハルメ美穂訳、小学館文庫)に決まった。
 
作者は北欧スウェーデン生まれの新鋭で、由緒ある貴族の血をひき、雑誌の編集長やフリーの著述家という経歴を持つ。『1794』と『1795』は、タイトルからも察せられるように18世紀末の物語で、作者の母国を舞台としている。話は1794年1月、癲狂院に送られた青年の回想で幕をあける。

■フランス革命直後のスウェーデン 

領主の家系に次男坊として生まれたエリック・トレー・ローソルは、優秀な長男と較べられ、世間や父親に軽んじられながら、つらい少年時代を過ごした。青年となり、厄介払い同然にカリブ海に浮かぶ植民地の島に追いやられるが、そこでの体験が彼の運命を狂わせていく。
 
腹にいちもつある農場主ティコ・セートンに誤った自信を植え付けられた彼は、兄と父が相次ぎ他界すると、トレー・ローソル家の当主となるため帰国する。
 
母国に戻った早々、彼の帰りを待ち侘びていた相思相愛の許婚者リネーアとの間で婚礼の宴が催されることになった。しかしその晩、後見人を務めたセートンの奸計により、幸福の絶頂にあった彼の人生は暗転してしまう。
 
一夜明けると、初夜の記憶は丸々欠落しており、何も思い出すことができなかった。戸惑いと焦燥のなか、彼は情けない声で、周囲にこう問いかける。「いったいなにが起きたんですか?」と。
 
『1794』(2019年)と『1795』(2021年)の2作は、原著の刊行年にも2年の隔たりがあり、それぞれが独立した作品だが、1つの大きな物語の前・後編ともいえる。
 
でっちあげで精神疾患の烙印を押された青年の転落のエピソードに導かれるように、両作に先立つ『1793』(2017年)でおなじみの面々やその係累が再び登場し、この激動のトリロジーは新たな局面へと突き進んでいく。
 
彼の国の歴史に疎いわれわれには、18世紀末のスウェーデンがどういう状況に置かれていたかなど、正直知るよしもない。しかし作者は、実にわかり易い補助線を用意している。それは、誰もが教室で学んだことがあるに違いないフランス革命である。
 
ご存じのように1789年のパリで、国王の圧政と特権階級の放漫に業を煮やした市民が蜂起した。バスチーユ監獄襲撃を端緒に憲法を制定し、ブルボン絶対王政を廃止に追い込んだ革命の波は、世界を揺るがす歴史の大きなうねりとなっていく。
 
その影響は欧州各国に飛び火し、変革に伴う政情不安の暗雲は、当時浅からぬ関係にあったスカンジナビア半島の王国スウェーデンにも及んだ。マリー・アントワネット処刑の話題が庶民の口端にのぼり、貴族階級を暗澹とさせるなか、王位を継承したグスタフ4世がまだ少年であったことから、政府内には陰謀が渦巻き、内政は混乱を極めていく。
 
世紀末のトリロジーともいうべきニクラス・ナット・オ・ダーグの3作品の背景に広がるのは、この国全体が疑心暗鬼に駆られ、迷走していた、そんなスウェーデン社会の暗黒時代である。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/ee8b64444c839c2b0a66d491f377514b627239c8

Other Tools
  • Character Count TikTok Download DouYin Download BASE64 Base64 to Image Image to Base64 URL Encoding JavaScript Timestamp Unicode Converter JSON Format Modify Extension Make List CSS Optimizer MD5 Encryption Random Generator Image Compression QR Code Generator QR Code Reader Wallpaper Preview Blood Type Heredity Clothing Sizes
  • 英国を代表する作曲家ブリテンが世界平和を願って作った『戦争レクイエム』【クラシック今日は何の日?】
    2024-05-29

    『マッドマックス:フュリオサ』に登場する「ある絵画」は何を意味しているのか? ギリシア神話と「ファム・ファタル」から考察する
    2024-06-01

    入試問題は白黒です 「わかりやすさ」「カラフル」は逆効果、自分で図を書くべし 桜井信一の攻める中学受験
    2024-05-31

    杉真理×和田唱がビートルズをとことん語る!NHK-FMの人気番組「ディスカバー・ビートルズ」がオンライン講座として復活!
    2024-06-02

    吉田南さん、バイオリン部門6位 エリザベート音楽コン、奈良出身
    2024-06-01

    ビルケンシュトック、創業から250年の歴史を振り返る2冊を出版
    2024-06-01

    三姉妹が温泉旅行で取っ組み合いの大げんか うっとうしくてめんどうくさい家族愛描く「お母さんが一緒」
    2024-06-02

    日本の「木」の文化を家具を通して世界へ【ミラノデザインウィーク】
    2024-06-01

    大阪はアートとデザインの街となるか? Osaka Art & Design 2024の見どころをレポート
    2024-06-03

    映画「ゴジラ‐1.0」の震電は「コックピットだけ復元」のはずだった…山崎貴監督がエピソード披露
    2024-06-04

    レイモンド・ローウィの名言「優れたインダストリアルデザインは、…」【本と名言365】
    2024-06-04

    2025年春に「直島新美術館」が誕生。既存の活動から新しい価値創造を目指す
    2024-06-04

    akakilikeの新作ダンス公演『希望の家』が松本・東京の2都市で上演へ
    2024-06-04

    エドガー・サラン個展「EDGAR SARIN ー HUNKY DORY」(VAGUE KOBE)レポート。展示空間の可能性やその調和の在り方を問いかける
    2024-06-04

    PARCELで「Not Quite」開催。「~でなくもない」作家が集結
    2024-06-04

    ご当地体操「いちょう体操」に小学生の指導委員が誕生 「体がのびやかに動く」
    2024-06-06

    子供と行きたいおすすめ美術館【東京編】。子連れ、親子でアートを楽しもう!
    2024-06-06

    宗教2世のドラマが受賞 第50回放送文化基金賞
    2024-06-06

    写真家の吉田ルイ子さん死去
    2024-06-06

    美術家藤井光さん個展「終戦の日/WAR IS OVER」 希望か絶望か…大分・佐伯の地下弾薬庫跡にこだまする泣き声
    2024-06-07

    ©  Dopu Box
    💛