• Online Tools
  • - Calculators
    • Character Count
  • - Download
    • TikTok Download
    • DouYin Download
  • - Web Tools
    • BASE64
    • Base64 to Image
    • Image to Base64
    • URL Encoding
    • JavaScript
    • Timestamp
    • Unicode Converter
    • JSON Format
    • Modify Extension
    • Make List
    • CSS Optimizer
  • - Encryption Tools
    • MD5 Encryption
    • Random Generator
  • - Image Tools
    • Image Compression
    • QR Code Generator
    • QR Code Reader
    • Wallpaper Preview
    • Image EXIF
  • - Info Sheets
    • Blood Type Heredity
    • Clothing Sizes
    • app.tool_clock
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
『石の花』坂口尚著 評者:石岡良治【このマンガもすごい!】
2022-08-28
『石の花』坂口尚著 評者:石岡良治【このマンガもすごい!】

 歴史的事象を主題にしたマンガ作品が、発表当時は想定されていなかった後世の出来事と共振するかのように、ふいに現代性を帯びることがある。第二次世界大戦中のユーゴスラビアにおけるナチスとレジスタンスの闘いを主題として、1983年から86年にかけて発表された坂口尚(ひさし)(1946~95年)の『石の花』は、何度もそのようにアクチュアリティを帯びてきた名作である。2022年の新版での復刊は、そのプロトタイプと言える短篇「抵抗の詩(うた)」(1970年)が収録されたこともあり、本作の重要性が再確認される機会となった。

 まず、日本のマンガ史をたどろうとする際の「ミッシングリンク」としての重要性が挙げられよう。ひとは手塚治虫の偉大さをしばしば語るが、現在の日本マンガと手塚作品の表現面でのギャップは案外大きい。坂口は、手塚が創立した「虫プロダクション」に1963年に入社し、アニメーターとしてキャリアを始めており、マンガ家となってからも手塚アニメの重要な節目で主要スタッフとして活躍していた。その一方で本作『石の花』では、手塚マンガをビジュアル面で刷新した大友克洋的なスタイルを完全に使いこなしている。連載時期が重なる後期手塚の名作『アドルフに告ぐ』(1983~85年)と比較しつつ読めば、示唆に富む読書体験となるだろう。

 さらに、1990年代の残酷な内戦を経た結果、複数の国家へと解体されたユーゴスラビアの複雑な歴史を知る契機としての重要性が挙げられる。2度の世界大戦の舞台となり、冷戦期には共産政権でありながら強大なソヴィエトから巧みに距離を取ったカリスマ指導者チトーのもとで国家統一を果たしたものの、1980年のチトーの死後は同地域の求心性が失われていくなかで本作は描かれた。ナチスに抵抗する諸勢力の相異なる思惑を冷静な筆致で見据えており、人間性への信頼を手放さないままリアリズムに徹した描写は今なお古びていない。日本語で描かれた同地域についてのフィクションとして最も優れた作品のひとつと言いうる本作は、まさに坂口尚の代表作と呼ぶのに相応しい。

 以上のように、世界史の転換点を巧みに描き出し、マンガ史における転換点の証言でもあるという、唯一無二の特性をもつ本作には、復刊とほぼ同時期に生じたロシアによるウクライナ侵攻も相まって、さらなるアクチュアリティがもたらされた。だが、それでも近年のマンガと比べると、例えばヒロインのフィーに降りかかる苦難がそこまで過酷にはみえないかもしれない。またタイトルである「石の花」の主題系がしっかりと描かれつつも、終盤の展開はやや駆け足に思えるところはあるだろう。だが、今回の復刊で知られるようになった「抵抗の詩」が年少者も容赦なくナチスによって殺されてしまう残酷な結末をもつことと比べると、本作には熟慮の末に練り上げられた「優しさ」がある。それは主人公クリロとフィー、そして読者が、作品世界の「その後」を生き抜き、考え続けることをうながしているのだ。


(『中央公論』2022年9月号より)


【評者】
◆石岡良治
早稲田大学准教授

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/6cfc9eb6df2d23c67599616204a56bfde1ee683a

Other Tools
  • Character Count TikTok Download DouYin Download BASE64 Base64 to Image Image to Base64 URL Encoding JavaScript Timestamp Unicode Converter JSON Format Modify Extension Make List CSS Optimizer MD5 Encryption Random Generator Image Compression QR Code Generator QR Code Reader Wallpaper Preview Image EXIF Blood Type Heredity Clothing Sizes app.tool_clock
  • <司書のコレ絶対読んで>「王さまと九人のきょうだい」君島久子訳、赤羽末吉絵
    2024-05-29

    美術館の裏側を伝える展覧会「鎌倉別館40周年記念 てあて・まもり・のこす 神奈川県立近代美術館の保存修復」レポート
    2024-05-29

    『マッドマックス:フュリオサ』に登場する「ある絵画」は何を意味しているのか? ギリシア神話と「ファム・ファタル」から考察する
    2024-06-01

    芸術レベルのグッズも登場! パリ・東京・大阪の名コレクションが集まる「TRIO展」
    2024-06-01

    吉田南さん、バイオリン部門6位 エリザベート音楽コン、奈良出身
    2024-06-01

    「工芸的美しさの行方―うつわ・包み・装飾」が東京と京都で開催。第1弾はBONDED GALLERYにて7月から
    2024-06-03

    小学館「作家の意向第一に協議」 映像化指針、ドラマ原作者死去で
    2024-06-03

    写真家たちは強大な権力の抑圧にどう抗ったのか。バルト三国の写真家に焦点を当てる展覧会をレポート
    2024-06-04

    社会的関与の芸術。清水穣評 城戸保「駐車空間、文字景、光画」展/野村浩「Painter」展
    2024-06-04

    「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ 2024」の大賞が発表。等身大のセラミック彫刻を制作したアンドレス・アンサが受賞
    2024-06-05

    「UESHIMA MUSEUM」が開館。屈指の現代美術コレクションを一般公開
    2024-06-05

    お台場エリアを舞台に新芸術祭「東京お台場トリエンナーレ 2025」が誕生
    2024-06-05

    開館10周年を記念。「広重 ─摺の極─」があべのハルカス美術館で開催へ
    2024-06-05

    今週末に見たい展覧会ベスト13。「令和6年 新指定国宝・重要文化財」展から国立西洋美術館の現代美術展、KYOTOGRAPHIEまで
    2024-06-04

    105歳で死去した画家弥勒祐徳さん おごらず、黙々と、ひたすらに神楽など描く
    2024-06-05

    ビル・エヴァンスの名言「才能なんて取るに足りない」【本と名言365】
    2024-06-05

    藤井、棋聖戦5連覇へ白星発進
    2024-06-06

    佐渡金山の世界遺産登録、「情報照会」勧告
    2024-06-06

    向田邦子の名言「…これが私の料理のお稽古なのです。」【本と名言365】
    2024-06-07

    umami.is をおすすめする理由
    2025-07-04

    ©  Dopu Box
    💛