• Online Tools
  • - Calculators
    • Character Count
  • - Download
    • TikTok Download
    • DouYin Download
  • - Web Tools
    • BASE64
    • Base64 to Image
    • Image to Base64
    • URL Encoding
    • JavaScript
    • Timestamp
    • Unicode Converter
    • JSON Format
    • Modify Extension
    • Make List
    • CSS Optimizer
  • - Encryption Tools
    • MD5 Encryption
    • Random Generator
  • - Image Tools
    • Image Compression
    • QR Code Generator
    • QR Code Reader
    • Wallpaper Preview
  • - Info Sheets
    • Blood Type Heredity
    • Clothing Sizes
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
速水健朗 なぜ批評は嫌われるのか――「一億総評論家」の先に生じた事態とは
2022-03-28
速水健朗 なぜ批評は嫌われるのか――「一億総評論家」の先に生じた事態とは

 おぐらりゅうじ氏とのPodcastオリジナル番組も好評の速水健朗氏が、批評や批評家は今なぜ忌避されやすいのかを論じます。多層的な要因から見えてくるものとは――。
(『中央公論』2022年4月号より抜粋)
 以下に紹介するのは、現代の“批評家”をめぐる寓話である。

 アメリカの小さな町の話だ。この町のレストランには、自分がグルメ評論家であると店主に伝え、特別な席やサービスを要求する客たちが増えつつあった。

 アメリカにも「食べログ」のような、飲食店の口コミサイトが存在する。彼ら(自称グルメ評論家たち)は、その口コミサイトのレビュアーたちである。

 ネットで低い評価をつけられることを恐れる飲食店側は、彼らの要求に応じざるをえない。自称グルメ評論家たちは次第に増長し、横暴になっていく。

 耐えかねた一人の店主が、勇気を持ってレビュアーたちを追い出すことに成功した。すると、町中の飲食店が、レビュアー立ち入り禁止の看板を立て始めた。誰も言い出せなかっただけで、レビュアーたちの横暴さに怒りを覚えていたのだ。それまで特別なサービスを与えられていた彼らは、もうレストランに足を踏み入れられないという罰を受けたのである。

 この寓話から思い起こされるのは、かつて評論家の大宅壮一が、テレビの登場した頃に指摘した言葉「一億総評論家」である。

 実はこの言葉は、彼が生み出したもう一つの流行語「一億総白痴化」を補足するために生まれたものだ。大宅は、テレビやラジオといった大衆向けの「マス・コミ」が登場したことで社会全体が低俗な側に引っ張られてしまうことを危惧し、「一億総白痴化」という造語を生み出した。

 その一方で、テレビの視聴者参加型番組や新聞、雑誌の投稿欄など双方向性の部分を「有意義な機能」として捉え、「一億総評論家」の語を提唱したのだ(「『一億総評論家』時代」1958年)。

 それから半世紀後、双方向の機能に特化したソーシャルメディアの登場は、「一億総評論家」的な状況をさらに前に進めた。

 この寓話が描いているように、ネットのレビュアーたちの口コミ評価は、数値化され、実社会(飲食店の来客数)に影響を与えた。そこで何が起きたか。人々の権力欲に火がついてしまったのだ。

 寓話にはまだ続きがある。

 自称グルメ評論家の一人であるカートマンは、特別なサービスを受けられなくなったことに不満を感じ、レビュアーたちを集めた決起集会を開く。彼は演説し“レビュアーが増え過ぎたこと”に問題があるのだと主張した。

 カートマンはエセ評論家たちを追い出すことで、いったんは失った権威を再び取り戻すことができると考えたのだ。

 もちろん、カートマンは自分こそが本物で、集会に集まったレビュアーたちはエセ評論家だと思っている。しかし、集まった全員が、実は同じように考えていた。皆それぞれが自分こそは本物のグルメ評論家であり、その言説によって、レストラン選びに迷っている一般の人々に対して強い影響力を持つ存在、ひいてはその活動を通して町全体を精神的にリードする指導者なのだと信じきっているわけである。

 カートマンの演説に煽られたレビュアーたちは、自分たちの側に正義があると強く認識したようで、突如、行動を起こした。彼らが向かったのは、レビュアーたちを追い出した飲食店。町の平和は乱され、レビュアー対レストランの対立は、住民を震撼させる全面戦争へと発展していく――。

 この寓話とは、シニカルな内容で知られるアメリカのアニメーション番組「サウスパーク」の中の一話(シーズン19「“食べるログ”お断り」、原題「You're Not Yelping」)である。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/f332d78aac89a66e0409b4124fad812832057bb9

Other Tools
  • Character Count TikTok Download DouYin Download BASE64 Base64 to Image Image to Base64 URL Encoding JavaScript Timestamp Unicode Converter JSON Format Modify Extension Make List CSS Optimizer MD5 Encryption Random Generator Image Compression QR Code Generator QR Code Reader Wallpaper Preview Blood Type Heredity Clothing Sizes
  • 囲碁、一力遼本因坊が初防衛 余正麒破り三冠堅持
    2024-05-30

    「韓国版純烈」K4の「アダルトKポップ」 日本デビュー曲USEN1位も獲得 コアな追っかけも
    2024-05-30

    原作者の意向は取り入れられたと日テレ
    2024-05-30

    将棋叡王戦、藤井が勝ち最終局へ
    2024-05-30

    ポール・オースターの名言「けれどオニオンパイの味は…」【本と名言365】
    2024-06-02

    道後温泉の記憶を継承するアート 大竹伸朗が“描き”重要文化財を守ったテント膜「熱景」の再生
    2024-06-03

    峰不二子役の増山江威子さん死去 声優、艶ある声でルパン翻弄
    2024-06-03

    「ロバート」秋山さんが鳥取PR イリュージョニストに扮し
    2024-06-04

    美術評論家連盟が「ガザ戦争に対する意⾒表明」を公開
    2024-06-04

    ペース・ギャラリーが9月にグランドオープン。7月には特別内覧会を開催へ
    2024-06-04

    「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」(東京国立近代美術館)開幕レポート。トリオで再発見する3館のコレクション
    2024-06-05

    「ゲバルト」展が東京日仏学院などで開催。反暴力的反応とその美的様式を探る
    2024-06-05

    「梅津庸一 エキシビションメーカー」(ワタリウム美術館)開幕レポート。きっとあなたも展覧会をつくりたくなる
    2024-06-04

    今週末に見たい展覧会ベスト13。「令和6年 新指定国宝・重要文化財」展から国立西洋美術館の現代美術展、KYOTOGRAPHIEまで
    2024-06-04

    口腔ケアで高齢者を守ろう 「おとなの歯磨き」訪問歯科医が出版
    2024-06-04

    「避難いただけるほうが一安心」珠洲で激しい揺れに耐えた仏像、奈良博で縁つなぐ
    2024-06-04

    島左近の墓、京都の寺で発掘調査 三成の腹心、関ケ原後も生存?
    2024-06-05

    「安全だと誰も言わない万博」爆発事故で教職員組合 大阪府に子供無料招待中止申し入れ
    2024-06-04

    フィギュアスケートにもぴったり! ハチャトゥリアン作曲の『仮面舞踏会』【クラシック今日は何の日?】
    2024-06-06

    ブリン・バン・バン・ボンが1位 ビルボード、上半期人気曲
    2024-06-06

    ©  Dopu Box
    💛